沖縄海泥・クチャ(くちゃ)が普通のクレイと違う理由と美容効果とは?
美容クレイからのつながりで、今回は沖縄のシルト・クチャ(くちゃ)についてです。
クチャとは、沖縄の方言で「泥」のことですが、沖縄の中でも本島や中南部にしかないそうです。
クチャの成り立ちは?
クチャは何百万年もの間、海底に堆積した古代の泥が、これまた長い年月をかけて隆起して、地上に出てきたもの(泥岩)だったのです。
クチャの特長成分と働きは?
クチャには、次の成分が含まれています。
雲母、スメクタイト、クロライト、カオリナイト。
また、クチャにはプランクトンを含む海洋生物の影響で、普通のクレイよりケイ酸、酸化アルミニウムなどのミネラルが豊富。
栄養効果もあるのだとか。
ミネラル分のイオンが発する微弱な電流の作用で、血行や代謝を促進したり、筋肉のコリをほぐす働きもあるそうです。
また、クチャは、日本の泥岩中では最大の強い吸着性を持っています。
これは、クチャの粒子が100ミクロン以下の微粒子だからです。
そのため、沖縄では古くから洗顔や洗髪に使われてきたのですね。
クチャの美容効果とは?
ヤフー知恵袋の例では、次のような書き込みがありました。。
「クチャでフェイスパックをすると、肌がもっちり、白ぬけした感じになる」
さっぱりというより、肌に刺激を与えたくない時などによいそうですよ。
私の場合、もっちり白ぬけについては、クチャを使った化粧品で体験しました。
アイテムは石けんでしたが、最初の1回で感じたことは、気のせいではなかったようです。
化粧品原料としてのクチャ
プレシャスソープなど、クチャを使った洗顔料では、精製してさらに細かくなったクチャを使用していますね。
その大きさは、髪の毛の太さ80ミクロンに対して、なんと16分の1の5ミクロンだそうです。
このように化粧品原料として精製されたクチャは、マリンシルト(海シルトともいう)と呼ばれます。
マリンシルトは、10年以上にわたってクチャを研究してきた、琉球大学の伊藤教授が開発したもの。
毛穴ケアで有名な『どろあわわ』でも、主原料の1つに”マリンシルト”って書いてありますよね?
公式サイトを改めて見たところ、はっきり”クチャ”と書いてありました。
クチャを使用した化粧品や洗顔料は?
代表的なのは、『プレシャスソープ』でしょうか。
プレシャスソープは、10年来クチャを研究してきた伊藤教授の協力で開発された洗顔料です。
プレシャスソープなど、クチャを使った洗顔料などは、精製してさらに細かくなったクチャを使用していますね。
その大きさは、髪の毛の太さ80ミクロンに対して、なんと16分の1の5ミクロン。
次に、『どろあわわ』。こちらはマリンシルトと豆乳を使用した、毛穴ケアの洗顔料ですね。
毛穴ケアというのも、クチャの持つ、汚れの吸着性を利用しているのでしょう。
どろあわわの使用体験はこちらの記事で
⇒どろ豆乳石鹸『どろあわわ』で洗顔体験をレビュー
そして『琉白(るはく)』。
琉白は、数年前に発売された、国産の沖縄オーガニックコスメです。
クチャをはじめ、月桃や沖縄海洋深層水など、沖縄産の原料を使用しています。
琉白のうち、クチャを使用したアイテムは、『月桃クリアソープ』。
先の二つと違い、アルガンオイルなども使用して、透明なコハク色の石けんに仕上がっています。
ルハククリアソープの使用体験を詳しく語りました!
⇒乾燥肌荒れのストレスに!月桃コスメ琉白(ルハク)トライアルのレビュー
おわりに
沖縄シルト・クチャについて、その特長や使用化粧品について、だいぶ整理できたような気がします。
次回はまた、別の原料について書きますね。
⇒化粧品に使われるサンゴ末、ミネラル分がすごすぎる!そしてお肌への効果とは?
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