かゆみ蕁麻疹の原因になる食べ物と対処法 プロが教える方法とは?(完結編)
冬肌乾燥かゆみ対策から始まった『女性セブン』記事のまとめ、完結編をお送りします。
最初にあげたかゆみの原因8つのうち、残る2つは、
7 食後の運動
8 かゆみを起こす食べ物
どちらも食が関係していますね。
これはもう、季節は関係ない話になりました。
ではそれぞれについて、『女性セブン』から皮膚科医・平田雅子先生のお話です。
肌のかゆみや蕁麻疹の原因になる食べ物とは
肌かゆみやじんましんの原因の一つには
7 食後の運動
があげられます。
ところが実は、運動は引き金にすぎなくて、その前に食べたものが原因で起こす急性アレルギー症状があるのです。
平田先生によると、
(引用)
「じんましんや血圧低下、呼吸困難、嘔吐などの症状が起こり、最悪の場合は死にいたることも。食後2時間くらいまでの間に運動をしたことで発症することが多く、中高生など若い人に起こりやすいアレルギー。原因の特定は難しいので、疑わしい場合は病院での指導が必要です」。(引用ここまで、女性セブンより)
これらの症状ほ
《食物依存性運動誘発性アナフィキラシー》として知られるようになりました。
中高生などに起こりやすい、というのは、たぶん体育や運動部の部活動が引き金になってしまうのでしょうね。
肌トラブルも大変ですが、命にまで係わる事態になったら、悔やんでも悔やみきれません。
ご本人や保護者だけでなく、先生や指導者の方も、サインを見逃さないといいのですが。
食後の運動でアレルギーを起こす食べ物とは
平田先生によると、小麦やエビなどです。
かゆみの原因になる食べ物とは?
これはいくつかの種類に分けられます。
・アルコール
・刺激物
これらの食べ物や飲み物ですが、普段のアレルギーがなくても、肌のかゆみがあるときは避けましょう。
アルコールや刺激物は、血行を促進してくれますが、同時にそれがかゆみを悪化させることになるからです。
次に
・アクの強い食べ物
ゴボウやホウレンソウなどです。
ただこれは、調理法にもよります。
例えばホウレンソウなら、レンジで加熱ではなく、ゆがくことをおすすめ。
ゆがくことによって、アクが落ちるからです。
肌が弱い人は、これらの食材に触るだけでかゆくなることもあるそうですね。
その時は、直接触らないようにしましょう。
調理しなければならないときはよ良く洗って、使い捨てのゴム手袋をはめるといいですね。
かゆみ肌荒れなど肌トラブルが出たときの対処法は?
平田先生は、こうおっしゃっています。
・湿疹などの肌トラブルは、広範囲でないなら、早急に市販薬を塗る
・2週間ほどたって症状が改善しなかったら、病院を受診する
(参考:女性セブン)
普段からのスキンケアでは
・こまめな保湿で乾燥を避ける
これはトラブルが出る前のデイリーケアとして必要なことなんです。
また、肌荒れに対しては
・無香料タイプなど、刺激の少ない保湿剤を使用する
・肌バリア機能を高めることが大切
だそうです。
★補足として★
アレルギーは、誰にでも発症する可能性があるそうです。
その理由は、アレルギー発症するのは、体内に蓄積されたアレルゲンが許容量を超えたときだからです。
ですので、食物アレルギー発症しにくくするためには、
《特定の食べ物に偏らず、バランスのとれた食生活が大事》
また、バリア機能を高める、という点では、
・腸内環境を整えることも大切
とのことでした。
おわりに
最近は体の免疫機能アップについて、色々研究が進んでいますね。
今は生まれつきのアレルギーや乾燥肌、敏感肌で悩みが深くても、将来的には解決方法も生まれてくるのではないでしょうか。
それまでは、8つのポイントに気をつけて、乾燥かゆみから身を守ってくださいね。
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