インフルエンザ&風邪の予防法!予防接種に手洗い、おすすめ食べ物の新常識とは?【L4you】

早くもインフルエンザ対策が必要な頃ですね。
このブログでは免疫についても書いているので、今回はインフルエンザ&風邪予防の新常識について、『L4you』からまとめました。
インフルエンザ&風邪予防の方法 プロが教える新常識とは
『L4you』では「名医が教える最強の免疫術」をシリーズ放映していますが、今回お話してくださったのは、今津嘉宏先生です。
今津先生は東京・港区で芝大門いまづクリニックの院長であり、医学博士でもいらっしゃる方です。
病院のHPを見ると、漢方系の医療部門もありますね。
インフルエンザ・風邪の予防について、今津先生が語ったことは、次の3点です。
1.インフルエンザのワクチンは打った方がよい
それも1シーズンに2回
2.手洗いは、こすり洗いは意味がない
3.。免疫力アップの食べ物で、おすすめは青じそ
では、それぞれについて解説です。
インフルエンザには予防接種が効果的な理由とは?
それはやはり、打った人と打たない人では、罹患率や死亡率が違うからです。
インフルエンザのワクチンを打った人では、
インフルエンザにかかる率は約45%減少
さらに死亡率では、約94%減少。
全世代を通じての死亡率は、0.05%。
これはすごい違いです。
以前はインフルワクチンを作っても、その年の流行型とは限らないから、ああまり意味がない、なんて情報もありました。
でも今では医学も進歩して、ずいぶん精度が高まっているのですね。
私自身は、風邪はひきやすいのですが、なぜかインフルエンザに感染したことはありません。
一度ワクチンを打った時に、発熱したくらいです。
ただ、ワクチンを打つのは、周りのためでもあるのですね。
高齢者の予防が特に大切な理由
実は年齢があがるほど、インフルエンザでの死亡率が高くなるのです。
『L4you』で示された表では
インフルエンザの死亡数(2008年)として
40代 5
50代 9
60代 18
70代 43
80代 165
という数字が出ていました。
(単位が記載されてなかったのですが、”統計を調べたところ、おそらく”人”だと思われます)
インフルエンザは、人がいるところで感染します。
すでに感染した人のセキやくしゃみの飛沫に、ウイルスが潜んでいるからですね。
インフルエンザは、2から3日高熱が出て、1週間ほどで収まるのですが、実はここで油断は禁物。
一度症状が治まっても、免疫力は低下しているのです。
そのため、高齢者の方は、
・心臓病や腎臓病などの慢性疾患が悪化したり
・肺炎に感染する
などのリスクが大きいのです。
特に肺炎は、発症して病院に行ったときは、すでに手遅れ、というケースも珍しくないのだとか。
これではご本人もご家族も不幸です。
そこで予防接種ですが、さらに効果を上げる方法がありました。
インフルエンザの予防接種 大人は2回
1シーズンに2回ワクチンを打つと、さらに感染しにくくなります。
これを《ワクチンブースト》といいますが、数字を挙げると
1回接種した人の64%が感染しない
2回接種した人では、94%が感染していません。
そして全体の死亡率は0.05%。
これはやっぱり、ワクチンを打つしかありませんね。
今津先生も、「(ワクチン接種は)自分と周りを守る最良の手段」とおっしゃっていましたし。
風邪予防に手洗い NG方法とおすすめ方法とは?
手をよく洗うことは、風邪の予防に大切だとされていますが、
・こすり洗いはNG
・こすらず、流水にあてるだけがおすすめ
なのだそうです。
その理由は、手についた雑菌はいくらこすっても落ちるものではなく、かえって手のシワや指紋に入り込んでしまうから、
とのことでした。
実験では、墨汁(粒子がウイルスと同じ大きさ)を手につけて、それぞれの洗い方で比較していました。
そしてどちらの手がきれいになったかは、一目でよくわかりました。
これはちょっとショックです。
さらに、手洗い時間による除菌率は
10秒 55.7%
30秒 65.5%
60秒 76.0%
でした。
今津先生のおすすめは60秒のようでした。
でも、
これでは思ったよりずいぶん長い時間が必要ですし、「水を使いすぎ」と怒られそう。
番組出演のタレントさんたちからも、同じ声が上がっていました。
今津先生は「短時間ですませるなら、水量を多くして、バーッと流して」とアドバイスされていましたが、
それでも水がもったいない、なんて思う私はケチなのか、と思ってしまったり。
風邪予防に石鹸で洗う意味はある?ない?
・石鹸を使うとき、手をこするのは「泡立てる」という意味もある、とフォローもされていましたが。
う~ん、確か石鹸で手洗いすると、泡の表面張力で、菌の細胞膜が破壊されて殺菌になる、と言われていたのは何だったのでしょう。
最近は「薬用せっけん」の効果も否定されていますし、これからの手洗い常識はどうなるのでしょうか。
アルコール除菌剤の効果はどうなの?
スーパーや病院など、いろいろな施設で見かけますが、
・ジェルが入っている場合、ジェルを手にこすりつけることになる
だそうで、やはり効果的とは言えないみたいです。
でもさすがに、病院入口においてあるアルコールスプレーなら、そんなことはありませんよね。
青じそが免疫力アップに良い理由
実は青じそには、強い抗酸化力を持つβ-カロテンが豊富なのです。
その量はニンジンの1.3倍、ホウレンソウなら2倍以上。
さらにしその香りには、口やノドの雑菌に対して、抗菌作用があるのです。
その他にも、青じそには
・シソアルデヒド よく噛むと出てきます.細かくスライスも可
・アントシアニン ポリフェノール色素の一つで、抗菌作用があります
・ロスマリン酸 アルツハイマーやパーキンソン病の予防効果があるとされます。
青じそ、ただの薬味ではありませんでしたね。
そういえば、口の中がねばついてスッキリしないとき、私はシソを噛みます.
すると粘着きが取れてさっぱりするのですが、あれは抗菌作用のせいだったのですね。
なお番組で紹介された、しそ農家の女性たちは、風邪知らずの元気な日々を送っているそうです。
次回はこの続きで、今津先生おすすめの「免疫力をアップする風邪の段階別食事法」です。
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