花粉を防ぐマスク!インナーマスクの作り方と使用感想を徹底解説
花粉症にお悩みの方に、インナーマスクってご存じですか?
今回はそのインナーマスクの作り方や、私の使用感想を解説しますね。
2月からのスギや4月からのヒノキ、4月下旬からのイネ科の雑草、秋にはブタクサやセイタカアワダチソウ。
沢山のアレルゲンの中でも、春先のスギ花粉は悩みのタネ。
スギ花粉対策として、マスクをしている方も多いです。
今は高機能マスクもありますし、やっぱりマスクは効果的。
でも高機能マスクは高価格でもありますし、使い捨てにはもったいないし。
そんなところに知ったのが、インナーマスクでした。
そこでさっそく手作りして使ってみましたよ。
インナーマスクとは?花粉を防ぐ効果はどれ位?
インナーマスクとは、直訳すると「内側のマスク」、「内なるマスク」。
昔からスノーボードやバイクをする方たちには知られていたアイテムです。
でも、ここでは意味が違うのですね。
インナーマスクとは、この場合
・マスクの内側に当てガーゼしたもの
とのことです。
もっと細かく言うと、
・コットンをガーゼに包んで、鼻の下に当て、さらにマスクをする
というものでした。
え?それだけ?
なんて思っちゃいますよね。
でもこのインナーマスク、厚労省の花粉症対策のpdfで取り上げられているんですよ。
では、インナーマスクの花粉ブロック率はどれ位かというと
なんと99%、なのだとか。
そこで資料を見たところ、材料もお手軽に揃えられそうです。
なので早速、手作りにかかりました。
インナーマスクの作り方、その手順とコツ
まず材料を用意します。
インナーマスクの材料
・マスク 1枚
・ガーゼ 10cm×10cm 1枚
・化粧用コットン 1個
インナーマスクの材料の選び方、私の場合
・マスク
普通に11箱498円くらいの値段で市販されているタイプです。
・ガーゼ
薬局やドラッグストアで売っています。
ポピュラーなのは、白十字の30㎝×1mの製品で、1枚入り90円から3枚入りなどバリエーションがあり、価格もお手頃です。
でも私がこの時買ったのは、30㎝×30㎝にカットされたガーゼ12枚入りの製品。
こちらはちょっと割高ですが
なぜかというと、10㎝×10㎝にカットするなら、30㎝×30㎝の方がやりやすいと思ったからなんですね。
ほら、ガーゼって伸びてバイアスがかかりやすいでしょう?
なので30cm×1mのものは切り分けていくうちに、
ガーゼが伸びて
サイズや形が不正確になるのでは?
という発想だったのです。
・コットン
化粧用コットンは、厚労省のPDFではサイズ指定はありません。
実際のコットンは、製品によってサイズや厚さに違いがあるのですが
結局、作ってから使用した感じでは
・コットンのサイズは?
着用感は、あまり違いはありません。
あまり小さいと、使用中にズレやすくなるかも。
逆に大きめのほうが、鼻の下で安定しています。
※私が使用したオーガニックコットン。普通のカット綿より大きめでした
ということです。
コットンの素材について
私は今回、オーガニック100%の製品を選びました。
これはたまたま家にあったから、というのもありますが
化粧用コットンも、あまり安い製品では、肌ざわりがザラザラしてこすってしまうんですよね。
それに、オーガニックコットンなら、通気性も吸湿性もよくて、肌にも優しいのでは、と思ったからです。
では材料をそろえたところで、実際に作っていきます。
花粉症マスクの手作り手順
1)当てガーゼを作る
ガーゼのうち、1枚を袋から取り出します。
あらら。
予想と違い、バイアスがかかっています。
なので形を整えて、正方形に近づけました。
製品によっては、端っこの切り方も斜めで、台形に近いものもあるんですよ。
これって、プロが裁断してもバイアスがかかってしまう、ということかしら?
まあ何でも、コットンが包めればいいや
と思って、切り分けます。
一辺が30㎝のガーゼで良かったことは、、
・切り分けが簡単だったこと
です。
ガーゼを取り出した時、すでに3等分した折り目がついていましたし。
なので、折り目に沿ってカットします。
たたんだままの方が、切りやすいです。
これで10㎝×30㎝のガーゼが3枚できました。
次に、長い方の辺を3等分。
スケールで測ってピボットで印をつけて
・・・なんて手順は踏みません。
もっとアバウトに
3等分するように折るのです。
折り目に沿ってカットします。
これで一辺10㎝のガーゼが9枚できました。
2)コットンをガーゼでくるむ
まずコットンを丸めます。
※実際には両手を使っています
丸める、というか巻くんですね。
この時は、かなりきつめに巻いた方がいいです。
※製品にもよりますが、コットンって結構弾力があるんですよ。
なので巻きがゆるいと、どんどん元に戻ろうとして、包みにくくなってしまいますから。
なのでコットンをガーゼで包む時も、
しっかり押さえつけています。
※実際には両手で押さえています
さてコットンの横も包み込んで、当てガーゼができました。
3)マスクをつける
最後に、当てガーゼとマスクを合体させて、インナーマスクの完成です。
・・・と言いたいところですが、
ここでちょっと戸惑いました。
厚労省PDFには、
・ガーゼでくるんだコットンを鼻の下にあて、マスクをする
とあります。
でも実際、これはちょっと戸惑いました。
なぜかと言うと、
・鼻の下にコットンを当てながら、
つまり 片手で押さえながら、もう片方の手でマスクを両耳からかけていく
というやり方は、難易度が高いのです。
なので、私が次にやったことは
・マスクの中央から少し上にコットンを置く
↓
・コットンを当てたまま、マスクをする
↓
・マスクをしたら、コットンの位置を調節する
でした。
ただこれもちょっと手間がかかる、と言えばかかります。
そこで結局落ち着いた方法は
・マスクをかけて、いったん鼻の下までずらしておく
↓
・華の下にコットンを当てる
↓
・片手でコットンを抑えながら、もう片方の手でマスクを上げる
です。
こんな感じね
そして最後に、これも大事。
4)マスク上部のワイヤーを調整して、鼻や頬に密着させる
マスクと顔の間に隙間があったら、そこから花粉が入ってきてしまいます。
なのでツメが甘くならないように気をつけましょう。
インナーマスクの使用感は?暑くない?ズレない?
こうして作ったインナーマスク。
私が感じたメリットを上げると
インナーマスクを使って気づいたこと
★良い点は
・息苦しさや暑苦しさは感じません。
・花粉をしっかりブロックしてくれる、と思うと安心感もありますね。
・鼻の下に当てものをしている、というもの見ていてわかりません。
鼻水が出ても、すぐにコットンが吸収してくれる
なので冷たさも感じにくいし、周りの皮膚がガビガビになりにくいです。
もしもあんまり鼻水が出るようなら、替えのコットンを用意しておくといいですよ。
※もちろん、マスクごと予備を用意するのもいいです。
ただ、コットンだけの方がコンパクトに持ち歩けるので。
★気になったこと、注意点
・気温が高くなると、暑苦しさを感じる時がある
これはコットンの厚さを調節します。
厚労省PDFでは、「半分程度にする」とありました。
・コットンのズレ
私の場合は、付けているうちにコットンの位置がズレてくるときがあります。
そんな時は、コットンの位置を調整するしかありません。
また、ガーゼは端までくるみこんであるはずですが、そんな時には橋がほどけてくるときも。
そうなると肌ざわりが気になってきます。
特に、繊維がほどけてくると、要注意です。
息をするたびに動いて鼻先や鼻の下に当たって、くすぐったくてたまりません。
ガーゼでくるむ時も、端の繊維が出ていたらカットしましょう。
花粉症が出ている時は、肌も敏感になっているのかもしれませんね。
なのでコットンをガーゼに包む時はは、ガーゼの端をしっかり包み込みましょう。
今日のおわりに
インナーマスクの作り方や注意点、いかがだったでしょうか。
これからは気温も高くなり、花粉がますます飛び交います。
花粉を少しでもブロックしたい方は、一度インナーマスク手作りにトライしてみてくださいね。
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