バイオエコリアとは?原料は何?肌の善玉菌を増やす仕組みはどうなっているの?
バイオエコリアという成分についてのまとめです。
前の記事では、肌や体の健康を保つには、常在菌のバランスが大事、というお話でした。
でも。
ここまで分かってきたら、肌表面の善玉菌を増やす成分はないか、と思いますよね。
実はそれ、あるんです。
それが、バイオエコリア。
初めて聞く名前ですが、バイオエコリアとは何でしょうか。
原料や肌の善玉菌を増やす仕組みについて、ご説明しますね。
バイオエコリアとは?原料は何ですか
バイオエコリアとは、
フランスで作り出された、オリゴ糖の一種です。
その原料は、てんさい(サトウダイコン)。
バイオエコリアが善玉菌を増やす仕組みとは?
そのバイオエコリアが、どうやって善玉菌だけを増やすかというと、分子の長さが関係しているんですね。
つまり、バイオエコリアの分子は、善玉菌にとって食べやすい長さだというのです。
ですので、バイオエコリアを与えると、まずは善玉菌のエサになり、反対に、エサが少ない悪玉菌は、増えにくくなるのだとか。
もちろん、善玉菌ばかりが増えてもよい訳ではないので、ある程度までいくと、悪玉菌も適当に増えて、全体のバランスが回復するそうです。
研究者の話では、それはまるで、人間の戦国時代を見るようだとか。
バイオエコリアが注目されている理由とは
さて、バランスが大事だと言いましたが、これが乱れがちなのが、現代女性なのですね。
そうです。
現代生活では、紫外線に排気ガス、花粉やストレスなど、自律神経のバランスを崩すものがいっぱいです。
食生活も、昔と違っていますしね。
そのため、肌の健康にも、注意が必要になるのです。
なぜなら、自律神経のバランスが乱れると、肌のターンオーバーも乱れますし、肌表面のph(ペーハー)も乱れてしまうからです。
この場合、特にphは無視できません。
肌が健康な場合、phは弱酸性です。
弱酸性の肌は、雑菌に対してある程度の殺菌力を持っているのです。
でもバランスを崩してアルカリ性に傾くと、雑菌が繁殖してしまうのですね。
雑菌って、つまり悪玉菌や日和見菌です。
日和見菌は、その名の通り善玉菌が優勢な時は味方として、増えるお手伝いをするのですが、悪玉菌が優勢な時は、そちらの繁殖を助けてしまうのです。
つまり、その時優勢な菌にすり寄ってヨイショする働き、と言ったらいいでしょうか。
と、そんなわけで自律神経のバランスが、肌の常在菌のバランスにも関係するのです。
だから、バイオエコリアを使って、肌表面の常在菌のバランス回復が大切になるのですね。
バイオエコリアが注目されているのは、そんな理由があるのです。
これは「免疫美容」と言われています。
おわりに
バイオエコリアのお話、いかがだったでしょうか。
これまでの内容をまとめると
・バイオエコリアは、サトウキビを原料として作られるオリゴ糖の一種である
・悪玉菌でなく、善玉菌のエサになる性質を持つ
・それにより、肌の善玉菌を増やす働きをする
・ストレスにさらされがちな現代女性は、自律神経のバランスを崩しやすい
・自律神経のバランスの乱れは、肌の常在菌のバランスの乱れにもつながる
・そのため、バイオエコリアで肌表面の常在菌のバランスを回復することが注目されている
今は美容業界でも、免疫力に注目して、バイオエコリアを配合した化粧品も出てきました。
とは言っても、今のところはまだまだ少ないですが。
バイオエコリアの化粧品、これからに期待したいですね。
バイオエコリア化粧品については、次の記事で語っています
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