日本女性のスキンケア、欧米女性とはどう違う?そして海外コスメはそのまま使って大丈夫?~国別スキンケア事情その3~
今回は、欧米とのスキンケアの違いと、日本人向けに売られているコスメについてのお話です。
前の記事では、同じアジアでも、スキンケアやメイク事情は違うと書きましたが
さてその中でも、日本女性は、かなりスキンケアに手をかけていることがわかりましたね。
スキンケアに使うアイテムも、日本では洗顔料から始まり、化粧水、乳液、クリームなど、5アイテムくらいの方が多いそうです。
そして韓国女性は7アイテムと、さらに多いそうですよ。
シートマスクも、日本よりさらに人気なのだとか。
韓国女性の肌は、日本女性より色白で丈夫なイメージですが、みなさん熱心なのですね。
でも、これを見ると、美白のニーズは、アジアの中でも、日本や韓国を中心とした、東アジアが中心ではないかと思ってしまいます。
さてそんな日本やアジア女性のため、海外ブランド「主に欧米ですよねのコスメも、特別仕様にしているって、ご存知ですか?
たとえば、同じブランドでも、日本国内で販売するものは、日本女性向けの処方にしている、ということなのです。
なぜなら、欧米女性とアジア女性では、肌質も好みも違うからなんですね。
たとえば、『ロレアル ド パリ』では、日本で販売するアイテムいでは、アジア女性にモニターをしてもらいます。
そして、香りを抑えたり、乳液やクリームのテクスチャーを軽めにしたり。
『クリニーク』の場合は、テストの場所はアメリカですが、日本向け製品のモニターでは、ほぼ全員が日本女性なのだとか。
それも、在米暦が長い女性や、日本以外の国で生まれ育った女性、日系女性ではありません。
日本で生まれ育ち、留学や、夫の仕事の関係などで、一時的にアメリカに滞在している女性だそうです。
これはたとえば、日系といっても3世、4世になってくると、食生活や環境など、アメリカ人と変らなくなっているためなのだとか。
日本で暮らす、日本の方のための製品なので、テストの精度のためには、ここまでの配慮をしている、とのことですよ。
これって、すごい配慮ですよね。
なぜそこまで、するのかと言えば、それは日本女性の”スキンケア偏差値”が高いから、だそうです。
もうこれ、世界的に有名なのですって。
ただこれ、逆に言うと、同じ海外ブランドのコスメなら、日本国内で買うほうが安全、ということですよね。
日本の薬事法にも配慮しているでしょうし。
そうそう、欧米女性のスキンケアでは、1~2アイテムしか使わないそうなのです。
化粧水と言っても保湿のためではなく、ふき取り用として使うため、アルコール分が強め、とのこと。
洗顔後も、乳液とクリーム、またはどちらか一方、らしいのです。
日焼けも美白も気にしないのが、標準モードなのですね。
キメ細かですが角質層が薄く、繊細な肌質といわれる日本女性。
肌のバリア機能も失われやすいというウィークポイントも持っています。
ですから、スキンケア意識は、いっそう高くなるのでしょう。
次回からはいよいよ(?)、『美白』『紫外線(UV)対策』について切り込んでいきますね。
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