美白コスメって日本やアジアだけのニーズなの?~国別スキンケア事情その1~
お肌の美白について、ちょっと意外な話を知ったので、ここに書いてみます。
3月になると、スキンケアでは美白に目が行きますね。
5月では、もう日焼け止めが売れてきます。
だって女性なら、誰でもシミやくすみのない肌になりたいでしょう?
そう思うところですが、実は・・・。
美白に関するコスメは、日本など、アジア独自のニーズだそうなのです。
フランス在住の女性皮膚科医の方や、海外経験の多いエステ経営の方、その他の情報をまとめてみますね。
つまり、海外ブランドでも、国内ブランドでも、ほとんどの美白コスメは、アジアだけの販売、とのことなんです。
欧米女性はというと、日焼けによるシミは、気にしないというのです。
日焼けについてのアンケートでも、日本女性の90%以上が「嫌い」「どちらかというと嫌い」と答えたのに対して、フランス女性は90%以上が「好き」「どちらかというと好き」と答えている、というデータがあるそうです。
両者の間に、どうしてそんなに意識の差があるのでしょうか。
それはまず、気候が影響しています。
1年を通じて乾燥したヨーロッパでは、女性たちの肌も乾いて、もはや肌荒れやカサつきがち。
彼女たちにとっては、それはもはや当たり前のことで、肌の悩みとしては意識していないらしいのですね。
シミや小じわについても、同じこと。
たとえば、フランスの女性たちは、背中にたくさんシミがあっても、隠すことなくベアバックの服を着ているのだとか。
肌荒れに対してはともかく、シミを気にしないとは、意外ですね。
ただ、高緯度のヨーロッパでは、意識して日光を浴びないと、ビタミンD不足になる怖れが大きいのです。
そう言えば、イギリスの日本人留学生が、オープンカーでピクニックに行ったときのエピソードに、こんな話があるのです。
1本の木の陰で、車に乗ったまま、用意したランチを食べようとした時のこと。
日本人留学生(その話をした人ですが)たちは、必死で木陰に入ろうとする一方で、イギリス人の学生たちは、必死で日向のポジションを取ろうとしていた、というのです。
あちらの人たちは、それだけ日光を追い求めているのですね。
夏の間、バカンスで海辺などのリゾート地に行き、一日中日光を浴びているのは、そんな理由もあるのでしょう。
ただ、最近では、紫外線の害が知られるようになってきました。
もっとも、最近のアメリカでは、シミ予防への関心が高まっているそうですよ。
ただ、美白コスメに関しては、そのような状況だそうです。
まあこれは、体質的にも、私たち黄色人種より、日焼けやシミの心配が少ない、ということもあるかもしれませんね。
また、同じアジアでも、日本と韓国、その他の国々など、スキンケアの実態はそれぞれの地域で違うそうですよ。
これについては、次の記事でどうぞ。
⇒日本女性とアジア女性、お肌とスキンケアはどう違う?~国別スキンケア事情その2~
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