内臓疲労を予防!漢方プロが日々実施する7つの生活術【主治医が見つかる診療所】
前回に続いて、『主治医が見つかる診療所』から『知らないと損をする!内臓疲労を予防する7つの生活術』をまとめました。
番組のこのコーナーで紹介されていたのは、日本薬科大学学長で丁 宗鐵(てい むねとし)氏です。
丁先生は漢方医学と西洋医学など、様々な見方から健康へのアドバイスをされている方。
その丁先生が内臓疲労を予防するため、日々実践されていることとは?
前回取り上げた全身入浴法が苦手な方でも、これなら十分いけそうですよ。
●丁宗鐵先生の内臓疲労予防、7つの生活術とは?
まず端的に、アイテムでまとめますね。
1)就寝時は長袖パジャマにナイトキャップ
2)朝食はアサリカレー
3)出勤時は麦わら帽子
4)昼食はうなぎ
5)間食は甘酒
6)晩酌ビールはすぐ飲まない
7)ツボ押し
次にそれぞれの解説です。
1)就寝時について。
・長袖パジャマは、体が冷えないようにするためですね。
冬物を着用もありだそうです。
・ナイトキャップ
は、頭部の血行を良くするため。
これで脳の疲れも取れるそうです。
2)朝食のカレー
朝カレーは脳を活性化すると、確か数年前に取り上げられていましたね。
これはカレーの香辛料の働きによるものですが、丁先生のおすすめは
アサリカレー。
アサリはミネラル類やビタミンB以外にも、疲労回復に有名なタウリンが豊富だからです。
(タウリンは水溶性なので、ゆで汁も捨てないで、とのことでした)
さらに応用編として
・カレーそうめん
消化が良いそうめんは、夏に胃腸が疲れた時におすすめ。
麺が細いので、カレーもよく絡むとか。
・スパイスの活用
フェンネル、コリアンダー(パクチー、香菜)を入れるのもいいですが、⇒コリアンダーの抗酸化力と4つのパワーについて
お手軽なのはパウダーで手に入るカルダモン。
カルダモンは腸の動きを活発にして、内臓疲労を防ぎます。
免疫力アップや脳の血流促進にも良いそうですよ。
市販のカレーにパウダーを加える以外にも、コーヒーや紅茶などにも入れられます。
3)出勤時の麦わら帽子
帽子をかぶるのは、頭部に直射日光を浴びないよう、紫外線から頭や目を保護するためです。
なのでツバ広がおすすめ。
ただし紫外線にも、ビタミンD合成など、一定の役割はあるので、全くはシャットアウトしないで、麦わら帽子なのですね。
4)昼食にうなぎ
うなぎは、江戸時代に”食べる薬”と言われただけあって、ビタミンAやDHA、EPAが豊富です。
ビタミンAは粘膜を強化するため、内臓疲労の予防にも効果的。
一番栄養があるのは
・肝焼き
とのことです。
丁先生によれば、かば焼きよりは白焼きがいいそうです。
その理由は、白焼きは良質の脂肪がそのまま残っているから。
さらにビタミンEやミネラル類も豊富なんですね。
味の点でも、鰻の風味がダイレクトに来るのだとか。
でも胃腸の弱い方には、その脂の多さはどうかしら?
と思ったら、山椒(さんしょう)の実と一緒に食べるとよいそうです。
山椒の実は、胃もたれに効果があり、代謝も早くなるから、とのことでした。
5)甘酒
”飲む点滴”とも言われ、江戸時代は夏バテの特効薬だった甘酒は、最近、美容健康効果が注目されていますね。
甘酒には酒粕から作るタイプと、米と麹で作るタイプがありますが、おすすめなのは後者のほう。
アミノ酸、ブドウ糖、ビタミンB6が豊富で、ノンアルコールで子供にも飲めます。
吸収が早く、疲労回復にぴったりだとか。
さらに応用編。
丁先生は、口直しとして味噌漬けを一緒に摂っていらっしゃいました。
これは《W発酵》といって、2種類の発酵食品を同時に食べることです。
2~3以上の発酵食品を同時に摂ると、腸内環境が良くなり、免疫力もアップするそうですよ。
6)晩酌ビールはすぐ飲まない
丁先生は、井戸水くらいの温度になるまで、飲むのを待っていらっしゃいます。
その目安は、ビールのグラスに水滴がつくくらいまで。
これはキンキンに冷えたビールは、胃腸を冷やして働きを低下されるため。
7)ツボ押し
胃が空になるまで待ったら、足のツボ押しです。
足のツボ押しは、胃腸の疲れを取ってくれます。
番組では
・足三里
というツボが紹介されていました。
足三里とは、ひざから指4本分くらい下にあるツボです。
この足三里をゆっくり5回押す×5セットが良いのだとか。
●まとめ
丁先生の内臓疲労予防の生活術、私にはとても参考になりました。
細かくみれば、どれも初耳ではないかもしれません。
でもそれを組み合わせて毎日の実践、というのはさすがです。
私が夏に体調を崩すときは、ほとんどが冷たいものの摂りすぎや、薄着が原因なんです。
甘酒なら好きで飲みすぎてしまうかも。
自制心って大切ですね。
と、反省を込めて
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