冬肌かゆみの原因と対策 秋からも注意!乾燥以外の4つのポイントとは?(前編)
『女性セブン』記事から、秋冬肌のかゆみを引き起こす8つの原因と対策について、続きです。
前々回の記事では。かゆみの原因となる肌の乾燥を引き起こす4つのポイントについてでしたが、残り4ポイントは、次の通りです。
5 布団ダニ
6 衣類
7 食後の運動
8 食べ物
今回は、そのうちの5と6について。
前半4つは間違ったスキンケアや入浴法による乾燥が引き起こすかゆみでしたが、これら4つは乾燥以外が原因ですね。
皮膚専門医の平田雅子先生は、こう解説していらっしゃいます。
冬肌かゆみ、乾燥以外の原因とその対策
それは衣食住、生活全般にわたっています。
かゆみの原因がダニ (布団ダニ)の場合
布団のダニもくしゃみやかゆみなどのアレルギー源となりますが、そこでダニを死滅させようと、布団を干しても効果はないのです。
その理由は、ダニのアレルゲンとなるのは
《ダニの死骸やフン》
だからです。
なので、本体のダニが死んでも、その死骸やフンが残っていれば、意味がありません。
布団干しでたたいても、表面のごみやホコリが取れるだけで、中の死骸やフンは残ります。
・では対策は?
布団を洗ったり、掃除機をかけましょう。
かゆみの原因が衣類の場合
これは主に下着類を指しています。
まず肌のかゆみを引き起こしやすいのは、≪温め系下着≫
気温の低い季節には嬉しいアイテムですが、肌のかゆみを引き起こしやすいのですね。
平田先生によると、これら温め系下着は化学繊維でできているため、天然素材より肌荒れを起こしやすい。とのことです。
その他にも、
・静電気を起こしやすい
・製造家庭で使用する薬剤が、肌を刺激することがある
特に、注意が必要な人は
・手術などで、胸やお腹に傷跡がある人。
下着との摩擦で傷跡がただれ、”びらん”状態になることもあるそうです。
では、シルクの下着なら肌によいのでは?
と思ったら、これも違いました。
シルクもまた、肌にこすれて色素沈着の恐れがあるそうです。
う~ん、絹は吸湿性や通気性にすぐれ、肌にも優しく、デトックス効果まであると言われていますが・・・。
もしかしたら、これはあくまで普通肌の方の場合で、乾燥肌や敏感肌の方には刺激が強いのでしょうか。
それとも、繊維の織り方にもよるのかな?
サテンのような織り方なら、すべすべつるつるした感触で、肌をこすらないイメージですが。
で、結論はというと、綿製の下着がおすすめ、とのことです。
セーターなど、かゆみの出やすい衣類の下に着るといいそうですよ。
また平田先生は、ブラジャーについてもこんなアドバイスをなさっています。
(引用)
ブラジャーなどで肌がかゆくなる場合、薄手の綿製のタンクトップの上にブラジャーをつけるのもひとつの方法。(引用ここまで、女性セブンより)
これは嬉しい新発想ですよね。
(なお、私はブラジャーフロントホックにあたる部分で肌が赤くなることがあります。
時には胸の谷間一帯が、かぶれたようになることも。
これは汗のムレもあるでしょう。
でも、それ以外の原因として、洗濯の時の洗剤が残っているからかと、ひそかに思っているのです。
でも素材的には、液体せっけんではなくて、ドライクリーニング用の手にも優しい洗剤を使うこととなっているので、ちょっと困っています。)
下着の素材以外にも、注意点はあります。
肌かゆみを引き起こす衣類のパーツとは?
それは
・タグ
・縫い目
・首回り
・袖、裾
うわーこれは。
タグや首回りはわかります。 でも、あちこちありすぎじゃないですか。
ではその対策は?
・タグは切り取る
・縫い目は、なるべくないものを選ぶか、裏返して着る
・タートルネックの服は、首元を覆う下着か、内側にスカーフを巻く
・袖や襟がヨレていると、上に着る衣類が肌をこすってしまうので、きれいに伸ばして着る(参考:『女性セブン』)
だそうです。
そうか、縫い目が当たる衣類は裏返して着る。
そういえば、昔トレーナーを裏返して着るのがトレンドだった時期がありましたが、あれは下着ではないですね。
・・・などとしようもないことを思い出したところで、今回はここまで。
次回は残り7.8について完結編です。
この記事へのコメントはありません。