冬肌乾燥の原因、カギは皮膚温度の低下!改善法は?【その原因Xにあり】
冬の肌は乾燥しがち。
その原因は、季節による湿度の低下も大いに関係ありますが、先週の『その原因Xにあり』(フジテレビ)の特集では、乾燥肌改善の最新情報を紹介していました。
それによると、冬の乾燥肌は、皮膚の温度低下も原因となっている、
つまり
皮膚温度の低下が肌の保湿機能を低下させる、というのです。
説明してくださったのは、銀座ケイクリニック院長・慶田朋子先生でした。
ではさっそく、慶田先生の解説をまとめますね。
もちろん自分ですぐできる改善法もありますよ。
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冬肌乾燥の原因が皮膚温度の低下だという理由とメカニズムは?
皮膚温度の低下を引き起こすのは、冬の気温低下です。
ではなぜ、皮膚温度の低下が乾燥肌につながるのでしょうか。
カギは、タイトジャンクションの機能低下にありました。
タイトジャンクションとは、角質下の顆粒層で、カリウムなどの栄養素を運ぶ循環する流れのことです。
皮膚の温度が低下すると、このタイトジャンクションを衰えてしまうのです。
顆粒層は角質の下で、細胞と細胞を結び付けていますが、タイトジャンクションが衰えると、細胞どうしに隙間ができてしまいます。
するとその隙間から、角層の水分が逃げてしまい、肌は乾燥することに。
こうして、皮膚温度の低下が角層の悪化につながる、とのことでした。
おや?
タイトジャンクションの仕組みと肌荒れメカニズムの関係って、最近どこかで聞いたような。
と思ったら、やっぱりそこでポーラの人が出ていました。
こちらでは、ストレスをメインにしていましたが、
※タイトジャンクションとストレス肌荒れメカニズムの関係について、ポーラの説明
具体的には、皮膚温度が28度以下になると、タイトジャンクションの機能低下が起きる、とのことです。
でも実際、冬の寒さによる温度低下は避けられません。
番組では、室温5度で5分後、皮膚温度がどれくらい低下するか測定していました。
その結果、顏(ほほ)は最初の33度から21度に、手(指先)は33度から、こちらはなんと18度。
これってまずいじゃないですか。
そこで冬の乾燥肌を改善するアイテムです。
すぐできる、冬の肌を乾燥から守る保湿アイテム&ケアとは
一番お手軽なのは
・マスク
マスクは、まず肌の保温ができますね。次に呼気による水蒸気も加わって、タブル効果が見込めます。
また、頭や首の皮膚温度低下を避けるために
・髪を下す
・帽子をかぶる
なども有効。
さらに帰宅した時の保温&保湿ケアとして、慶田先生がおすすめのアイテムは
・ビニール蒸しタオル
でした。
ビニール蒸しタオルの作り方は、
・タオルを水で濡らして絞る
↓
ビニールで包む
↓
レンジでチンする
↓
ビニールで包んだまま、顏に当てる
です。
なぜここで普通の蒸しタオルではないかと言うと
直接蒸しタオルを顔に当てると、タオルの水分が蒸発するとき、顏の水分まで一緒に奪って乾燥してしまうからです。
(過乾燥といいます)
これで顔は蒸しタオルを充てる前より、いっそう乾燥してしまうのです。
さらに。
水分が蒸発、つまり気化するときは、周囲の熱を奪います。(打ち水効果といいます)
蒸しタオルの場合、皮膚温度も奪われてしまうのです。
これって、冬の肌にとってはいいことありませんよね。
という訳で、寒い冬に帰宅したらすぐできるビニール蒸しタオル、いいですね。
ビニール入りなので、タオルがむき出しの状態より、熱も冷めにくいですし。
でも、外出先ではどうしたらよいでしょうか?
慶田先生は、そこでもおすすめのアイテムを紹介してくださいました。
外出先でできる、冬の肌冷え改善方法
それは、
・温めたペットボトルを首筋に当てる
ことでした。
なぜ首筋に当てるかというと
その理由は、首表面に近いところには太い動脈が通っているためです。
その動脈で温められた血液が体をめぐり、全身の皮膚温度が上昇するのですね。
ペットボトル温灸なら、夏のエアコンで冷えた体を温めるのに役立ちましたが
⇒ペットボトル温灸のツボと使用体験
今回は首筋にあてるので、ペットボトルは200mlか、せいぜい500ml入り程度の大きさでした。
これならどこでも手軽に体を温められそうです。
ただし、途中でスーパーやコンビニ、もしくは自販機がなければ、温かいペットボトルは手にはいりませんので、そこは気を付けてくださいね。
ペットボトルでなく、缶コーヒーしかなかったら・・・その時はハンカチでくるんで使いましょう。
おや?冬に欠かせないこのアイテムが抜けていましたね。
ということで、こちらもぜひお読みくださいね。↓ ↓ 胃Sた
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