保湿に角質正常化、白樺樹液エキスの美容健康効果がすごい理由
前回の記事に続いて、今回はタンニンを含むという、白樺エキスの美容健康効果についてです。
NHK【ひるまえほっと】で、「サウナの本場フィンランドでは、サウナ室から出たときに、白樺の若枝で体をたたき合う。すると若枝に含まれるタンニンが、肌を引き締める」と解説されていましたね。
ところが調べれば調べるほど、白樺の葉や樹液エキスって、薬効や美肌にすごい効能があるんです。
白い幹がロマンチックなイメージの白樺ですが、北欧やロシアでは《森の看護婦》と呼ばれて神聖な存在とされてきたそうですよ。
特に樹液は、古くから薬効に優れているとして、民間療法やお菓子に料理にと使われてきました。
樹液を発酵させる白樺酒は、北欧ロシア以外では、日本のアイヌの人たちも作っていたそうです。
ではそんな白樺の持つ、美肌と薬効とは?
白樺エキスの効能、「森の看護婦」と言われる理由とは
まずはこちらからいきますね。
白樺樹皮と葉エキスの美容健康効果
白樺樹皮や葉のエキスに含まれる美容薬効成分は、次の通りです。
・タンニン
・サポニン
・フラボノイド(ケルセチン、ルテオリン)
・ビタミンC
・ベチュリン(外樹皮)
まず、★タンニン★について。
タンニンの渋みには、肌を引き締め、毛穴を目立たなくする働きがあるのです。
フィンランドのサウナでは、白樺の若枝で叩き合うとき、相手の体が赤くなるほど強くたたきます。
これは強く叩くことで、若枝の樹皮からタンニンが出るからですね。
肌が引き締まる、ということは、毛穴が引き締まるということで、だからサウナ室から寒い屋外に出ても肌が凍えない、という効果もあるのでしょうか。
昔からの知恵ってすごいですね。
次に、★サポニン★。
小豆にも含まれるポリフェノールの一種で、若返り効果で知られています。
またサポニンには、血液を健康にして、血行を促進する働きもあります。
ケルセチン、ルテオリンといったフラボノイド類も含み、これらもまた、血行を良くする働きがあります。
★ビタミンC★。
言わずと知れた抗酸化物質です。
お肌に対しては抗炎症作用も嬉しいですが、コラーゲン生成をサポートする働きもあり、美白だけでなく、エイジングケアにも欠かせない成分ですね。
外樹皮に含まれる★ベチュリン★。
このベチュリンがすごい。
なんと、エイズの薬に使われるというのですから。
お肌に対しては、紫外線カット作用があるため、日焼け止めにもなるのです。
これらのエキスは肌に塗ると、
肌引き締め以外に、汗を抑え、血行を抑止、殺菌消炎の働きを発揮してくれます。
もちろん、保湿効果もありますよ。
そのため、ヨーロッパでは皮膚病やケガの治療に活用されてきたのです。
日本では、化粧水や薬用せっけん、美容液にシャンプーなど。
これだけでも「森の看護婦」の呼び名には納得ですが、さらにすごいのが樹液でした。
白樺樹液の美容と薬効成分 飲んだ効果は?
白樺樹液のドリンク、高原などの観光地で売っていますね。(ごくたまに都会の自販機でも見かけたことがあります)
私も何度か飲んだことがありますが、とても柔らかい風味だったことは覚えています。
味はといえば、甘味とも言えない味があったような、なかったような。
と思ったら、白樺樹液は99%が水分で、しかも根細胞で天然ろ過されたため、クラスターの小さい水なんだとか。
クラスターが小さいとは、名水の特徴の一つです。
ということは、白樺の樹液は天然の名水なんですね。
さらにすごいのは
白樺の樹液には、高い抗酸化力があることです。
どういうことかと言うと、
活性酸素の元、親玉ともいうべきスーパーオキシドラジカルアニオンなる物質を、高レベルで除去してくれる、とのこと。
これは若返りの樹液、といってもいいかも。
その他の成分ですが、これがまた盛りだくさんです。
その内容は、糖質にアミノ酸、リンゴ酸、ミネラル類、ポオRフェノールなど。
キシリトールの原料、キシランもありますよ。
白樺樹液のアミノ酸 美肌効果とは
白樺樹液のアミノ酸は、必須アミノ酸20種のうち17種をカバーしています。
コラーゲンを作るのも、17種のアミノ酸ですが、主原料となるプロリンもは、天然保湿成分の生成にも大切な働きをしているのです。
また、シスチンはメラニンの生成を抑える働きを持っています。
その他にも樹液には、グルタミン酸、アスパラギン酸、バリンなど、よく耳にするアミノ酸が含まれています。
というか、グルタミン酸なんて、うま味成分じゃないですか。
これでは白樺樹液が飲みやすい味なわけですわー。
また、樹液のアミノ酸は弱酸性なので、肌に塗るのに適しています。
さらにっ。
樹液エキスには、肌のターンオーバーを正常化して、健やかな角層形成をサポートする働きがある、とのこと。
もうこれ、美肌効果てんこ盛りではないですか。
樹液のミネラル類について
白樺樹液のミネラル類には、
カルシウム、カリウム、亜鉛、マグネシウム、マンガン、鉄などがあります。
どれもイオン化しているので、体内に吸収されやすい、とのこと。
美肌との関係では、亜鉛にも注目です。
亜鉛は皮膚や粘膜の健康維持を助け、免疫力もアップさせるため、透明感あるお肌へと導いてくれるのです。
さらに肌荒れやカサつきの予防にも。
ああこれ、さっき出た、「肌のターンオーバーを正常化⇒健康な角層を作ることを助ける」にあたることでしょうか。
ともかく。
白樺エキスにここまでの美肌や薬効があるなんて、びっくりです。
※白樺化粧品って何があるの?とお思いの方はこちらの記事で
⇒白樺樹液を配合した自然派オーガニック化粧品で評判の良いものは?
あの有名ブランド化粧品にも配合されています⇒30代からの肌ごわごわガサガサに好評の美容液って?
⇒乾燥小じわの40代にセラミドと白樺樹液のオールインワン 口コミと感想
なお、樹液にはカロリーがほとんどないため、カロリーオーバー「を気にせずに様々なミネラルをバランスよく摂れる、というのも白樺樹液のいいところだそうです。
という訳で、飲んでよし、肌に塗っても良しの白樺。
その実力は、森の女神と言ってもいいですよね。
でも。
そこまですごい力で、昔から使われてきた、という割には広く販売されていなかった、と思うのですが。
実は白樺ドリンクや化粧品、一般にはメジャーでなかった理由があったのです。
白樺エキスがなぜ広く出回らなかったか、その理由
その理由は二つありました。
一つは
・樹液の採取期間が短いこと
もう一つは
・保存が効かなかったこと
です。
採取期間について。
白樺樹液は、日本では北海道で採取しますが、その期間はわずか4週間。
雪解け時期の3月下旬から4月下旬にかけてのみ、なのです。
なぜかというと、その時期の白樺は、短い期間に花を咲かせ、葉を出すために必要な養分を、懸命に枝先に送るからです。
その採取量は、大きな白樺では1シーズンに150リットルなんだとか。
これを知って思ったのは、
白樺にとって大切な時期に、人間が養分を採ってしまって良いのだろうか。
なんだか白樺に悪いのでは?
でした。
でも実際には、これ位の採取量は、樹液のほんの一部であり、木の成長に負担をかける程でもないのだそうです。
それを聞いて安心しました。
もしかして、木が枯れてしまうのでは?なんて頭をよぎっていたので。
やっぱりこれもまた、自然と共存する昔の人の知恵なんでしょうね。
保存が効かない点についてですが、最近は技術が発達したため、それも解消してきました。
なんでも、白樺樹液は滋養に富んでいるため、空気に触れると変質しやすく、数日で発酵してしまったのだとか。
でも今では技術の発達で、未開栓なら2~3年は保存可能だとか。
都会の真ん中でも白樺エキスドリンクに出会えたのは、そのお蔭なんですね。
白樺樹液配合の化粧品は?
という訳で、白樺エキス配合の化粧品をまとめてみました。
その記事第1弾です
⇒白樺樹液配合の化粧品でおすすめは?口コミ評判のよい4ブランドをご紹介
こちらの化粧品にも配合されています
ポーラでは⇒みずみずしくハリ感のある肌を目指すポーラの美容液 B.A レブアップ
水の代わりに白樺樹液を配合
その1⇒【トリニティーラインジェルクリーム プレミアム】
セラミドを高濃度で配合しています
その2⇒KYO BIJIN」
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