隠れ冷え性で汗かき乾燥肌に?改善対策は?【ひるまえほっと】
乾燥肌で肌カサカサしたり、多汗症で汗がたくさん出るという方、それらの症状は、もしかしたら『隠れ冷え性』かもしれません。
ちょうどNHK『ひるまえほっと』では、温活の一つとして隠れ冷え性のセルフチェックや原因、簡単対処法について放映していたので、まとめました。
隠れ冷え性とは?
隠れ冷え性とは、ご本人に自覚はないけれど、実は体が冷えている状態で、様々な症状を引き起こします。
隠れ冷え症で汗かきになる?乾燥肌も?
乾燥肌と冷え症の関係は分かりやすいですが、汗をたくさんかくとか顏が熱くのぼせる、というのは一見意外ですね。
それでも、チェックリストにはしっかりこれらの項目があるのです。
ではその内容は?
隠れ冷え症のセルフチェックリスト、10ポイント
『ひるまえほっと』で出されたチェックリストの内容です。
(ここより引用)
隠れ冷え性チェックリスト
1、手足が冷たいのに顔がほてることがある
2.下半身太りが気になる
3、手足がむくみやすい
4.肌がくすんでいて、目の下にくまができる
5.肌がかさかさしている
6、首や肩、背中にコリ、張りがある
7.汗をかかない、または汗がたくさん出る
8、便秘や下痢になりやすい
9、生理痛が重くてつらい
10、下腹部に触れると冷えている(引用ここまで:『ひるまえほっと』より)
上10項目のうち、3項目以上が当てはまる方は、隠れ冷え性の可能性があるそうです。
いくつかの項目を解説すると
3、の下半身太りは、余分な水分が下半身にたまっている状態です。
たまった水分が、体を冷やしてしまうのですね。
解消とするには、運動をして汗をかくことが必要です。
6.の首や肩、背中の凝りも水分がたまった状態
7.の「汗をかかない」は、体が冷えているため、汗が出るまで時間がかかる
「たくさん汗が出る」は、余分な水分を排出している状態、とのことでした。
隠れ冷え性、気が付かないうちになっている方が多そうですね。
更年期でもないのに汗をかいたり、のぼせると思ったら、実は隠れ冷え性だったりして。
ではなぜ、隠れ冷え性になるのでしょうか。
隠れ冷え性の原因は?
内科医・石原新栄先生によると、隠れ冷え性の原因は
《筋肉量の低下》
にあるのだとか。
どういうことかというと、
私たちが運動して筋肉を使うと、熱が発生します。
これは病気の熱ではなく、体を温め、生命活動のために必要な熱なのですね。
ところが筋肉が少ない人は、熱が作れないので、低体温になってしまうのです。
体温と免疫力の関係については、最近よくテレビ番組でも言われていますね。
《体温が1度低下すると、免疫力は約30%低下する》
そのため、体温が下がると風邪をひきやすくなったり、アレルギーが出やすくやったりするのです。
デスクワークなどで体を動かすことが少ない生活を送っている方にとって、これは注意が必要ですね。
そこでさっそく筋トレやジム通いをする前に、すぐできることがあるのです。
それは《温活》でした。
隠れ冷え性改善におすすめの温活とは
すぐできる温活運動
石原新栄先生おすすめの運動は「もも上げ」でした。
もも上げとはその名の通り、その場で足を大きく上げて、足踏みをすることです。
ポイントは、「足を大きく上げる」。これで負荷をかけることになります。
もも上げの実施回数は、1日10回を1セットとして3セット。
朝昼晩が標準でしょうか。
スクワットやウォーキングもいいですが、もも上げはこれなら特別な準備や場所も不要なので、一番ハードルが低いですね。
私もやってみましたが、ももまで上げる足踏みは、結構体にやり応えがあります(ふう)
★朝食で温活
東京有明医療大学の川嶋朗教授 は、温活に朝食を推奨していらっしゃいます。
その理由は
・朝は起きている時間のうち、最も体温が低い。
そこで朝食を摂り、体温を上げることで全体の体温押し上げにつながるのではないか
ということでした。
朝は水だけで済ませている、という方は、白湯に替えるといいそうです。
ではその朝食、おすすめ内容の一例です。
例えば、
・玄米パン
・クリームチーズと唐辛子のディップ
・具だくさんのスープ
スープのポイントは、「具だくさん」。
同じスープでも、「具だくさん」と具無しでは、体の温まり方が違うんですね。
両手の体温上昇を比較したサーモグラフィーでは
・具だくさんスープを飲んだ場合
30分語にはうっすら色が変わり、120分後には手のほとんど全部が真っ赤な色に。
一方
・具無しスープを飲んだ場合
30分後はほとんど色が変わらず、60分後にうっすら色が付いたのがピーク。
120分後にはほぼ元に戻ってしまう
と、違いは一目瞭然でした。
さらに。
医学博士で管理栄養士の本多京子さん によると
・噛みごたえのある温かいものをしっかり食べて出かける
特におすすめの具は
・豆や根菜類など、噛みごたえのある食材
だそうです。
その理由は、かむことは脳の活性化や、体温上昇につながるから、とのことでした。
やっぱり朝食はがっつり摂った方がいいんでしょうか。
でもこれは、それぞれのライフスタイルや体質にもよるのでしょうね。
私は朝から1食分食べてしまうと、午後までお腹が重くて調子が出ません。
なので朝は質量ともに軽く済ませています。
最後は、温活食材の代表、生姜を使った常備菜のご紹介です。
温活簡単レシピ、生姜の常備菜2種(補足として)
その2種類とは
・ショウガの醤油漬け
・ショウガのハチミツ漬け
です。
作り方はシンプルで、
・ショウガの醤油漬けでは
1、生姜を大きめの千切りにする
2、煮沸消毒した瓶にショウガを詰める
3、生姜がしっかり浸るまで、しょうゆを注ぎ込む
・ショウガのはちみつ漬けは
より薄くスライス⇒ハチミツにつける
どちらも1ヵ月ほど保存できるので、いったん作っておけば、いちいちショウガを刻む必要がなくなりますね。
醤油漬けはショウガ焼きを作る時に、ハチミツ付けは紅茶やハーブティーに入れてなど、応用がきくそうです。
おわりに
今回、温活の生姜を聞いて私が思い出したのは、昔ドラッグストアで売っていた生姜の砂糖漬けです。
あの砂糖漬けも、食べると体がぽかぽかしたので、風邪の予防もかねて食べていましたっけ。
これからは自分でハチミツ漬けを作るのも、楽しそうです。
★あわせて読みたい記事★
※隠れ冷え性で肌荒れの原因、他にもありますね。
⇒ポーラが解明した、ストレスで体が冷えて肌荒れが起こるメカニズムとは
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