えごま油は焙煎ものでも大丈夫?産地・福島に見る上手な使いこなし術とは【あさイチ】
今朝7月14日のNHK『あさイチ』で、えごまの効能や食べ方について紹介していたので、お伝えしますね。
血管強化やうつ病、認知症などに効果があると言われる、α-リノレン酸が豊富として、最近注目を浴びているエゴマ油。
ところが、熱には弱いそうなのですね。
そのため、炒め物や揚げ物ではなく、サラダのドレッシングなどとして、摂っている方が多いようです。
そんなエゴマ油ですが、産地の福島では、色々と使いこなしているようですよ。
『あさイチ』で紹介されたえごま油には、次の2通りがありました。
・生絞りのエゴマ油
・焙煎絞りエゴマ油
です。
生のタイプは、色が淡くてサラダ油よりさっぱり。
焙煎タイプは、色が濃くてごま油のように香ばしいそうです。
でも、栄養的には、ほとんど変わらない、とのことでした。
これは、焙煎の場合、表面は120度くらいになりますが、内部は100度までならないからだとか。
ですから、酸化するといっても、ほんの一部なのですね。
さてそれなら、2タイプのゴマ油の使い分けは?
●生タイプのえごま油
こちらは、大根おろしにかけたり、買ったら残念な味だった食材にかけたりするそうです。
ダイコンおろしほぐ中和してくれるそうです。
残念な味の食材の例は、『スーパーで買ったお刺身』でした。
しょうゆに混ぜてかけると、しっとりコーティングして油分やうまみを補ってくれるとか。
●焙煎エゴマ油
こちらは、調味料の一種賭して使います。
肉じゃがを作って、盛りつけ直前に1たらしなど。
大地真央さんの、みそ汁に入れる方法も、このバリエーションですね。
熱に弱いエゴマ油ですが、このやり方は賢いのです。
弱いといっても、実は100度以下の熱なら、ほとんど変質しないのだとか。
そして、煮物は水分が多いため、100度以上になることは、ほとんどありません。
番組に出演した、エゴマ油を研究している広井教授の場合、スムージーやサラダのドレッシングに利用しているそうです。
でも、エゴマ油は値段が高いから…
と言う方のためには、こんなものがあるのです。
●えごまパウダー
えごまパウダーは、エゴマから油を取った後の、絞りかすを乾燥させたものです。
福島の阿武隈高原サービスエリアなどで販売されていますが、価格はなんと、1袋193円(税抜価格)。
消費税を入れても、206円と言うお手頃価格です。
まんじゅうや蒸しパン、うどん生地に練りこんだりするそうですよ。
煮っころがしや和えもの、団子汁にもぴったりだとか。
でも、絞りかすに、どれくらいの栄養が残っているの?
と思っちゃいますよね。
ところが、これが大丈夫だそうなのです。
その秘密は、エゴマパウダーの作り方。
正確には、ここで売っているエゴマパウダー限定ですが。
このえごまパウダーは、圧搾法という、昔長良のやり方で、油を搾ったあとのカスなのです。
ですから、残りかすと言っても、α-リノレン酸はじめ、食物繊維やその他にも色々な栄養が豊富なのだとか。
広井教授は”理想的”とおっしゃっていましたよ。
一方、大手の精油メーカーでは、油分を搾りつくしてしまうのだとか。
ですからこれは本当に、この地域限定のパウダーかもしれません。
(楽天に2ショップ扱っていますが、すでに在庫切れです…早くも『あさイチ』効果でしょうか?)
話を聞くと、豆腐の『おから』と似ていますね。
(おからも、昔は豆腐の栄養分がかなり残っていたそうです)
このおからパウダーは、阿武隈サービスエリアや地域直売所、物産展で手に入る、とのことです。
お取り寄せもできるそうですよ。
そんなエゴマ、葉っぱにも効能があるそうですよ。
この続きは、次回の記事で書きますね。
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