冬肌の乾燥防止におすすめの栄養素や食べ物って何がありますか?
11月は晩秋といっても、気持ちは冬に近いですね。
木枯らしが吹く前から気温も湿度も低く、お肌も乾燥しがちでです。
スキンケアやボディケア、お部屋の加湿など気を付けていても、肌が乾燥しがちな方、いませんか?
それはもしかしたら、体の内側からのケアが足りていないのかもしれません。
内側からのケアというと、まずは食べ物飲み物ですね。
そこで今回、ちょっと早いけれど、冬肌乾燥対策に、おすすめの食べ物と料理)をあげてみました。(注:レシピではありません
・・・だけではありきたりなので、注意が必要なものもあげてみました(←こちらは次々回の記事になります)
冬の肌乾燥を防ぐ栄養素と食材とは
肌にいい栄養素として、皮膚科ドクターや栄養関係の方たちが、以前からあげているのは
《ACE》
です。
ACEとはビタミンA、ビタミンC、ビタミンEを指します。
これらはどれも抗酸化作用が強く、細胞のダメージケアに力を発揮するのですね。
ACEのそれぞれの働きと、多く含む食品は
・ビタミンA
粘膜を強くする働きがあり、不足すると夜盲症(暗いところで視覚が効かない)になります。
ビタミンAを多く含む食材は、ピーマン、ホウレンソウ、小松菜、カボチャなどの緑黄色野菜やレバー、赤身の肉、ウナギ。
油溶性のビタミンなので、炒めたり揚げたりと、油を使って調理すると、体内での吸収率が3倍になります。
またニンジンに多いβ-カロテノイドも、体内でビタミンAに変化います。
やはり油を使った料理がおすすめですよ
・ビタミンC
ビタミンCは抗酸化物質として、ダメージを受けた細胞を修復したり、美白作用のほかにも、コラーゲン生成をサポートするという、年齢肌にとってありがたい成分でもあります。
ミカンやリンゴなどのフルーツや、ジャガイモ、サツマイモなどのイモ類に豊富。
野菜では、オクラなど一見意外な食材にも多く含まれています。
・ビタミンE
以前は「若返りビタミン」と言われていました。
血行をよくして、体を温める働きがあります。
カボチャの種やひまわりの種、ナッツ類など、植物の種子に多く含まれています。
ACE以外のビタミンでは何がいい?
ビタミン類はどれもバランスよく、と言ったら数多くの種類があってきりがありませんが、ここで一つあげるなら
・ビタミンB
皮脂分泌をコントロールする働きもあるので、乾燥肌はもちろん、ニキビ肌や毛穴のつまりにお悩みの方にもおすすめのビタミンです。
ビタミンⓑ2は血行促進の働きがあり、豚肉や大豆製品、玄米などに多く含まれています。
ビタミンB6やビタミンB12は、免疫力アップの働きがあると、最近注目されてきました。
乾燥肌にいい栄養や食べ物 最近注目のものなら何がある?
上のビタミン類に加えて、乾燥肌によいとされている栄養素には
・タンパク質
・α-リノレン酸
・亜鉛
・セラミド
・発酵食品
・アスタキサンチン
などがあげられます。
それぞれについて解説していきますね。
・タンパク質
これについては、なぜ必要かは説明の必要はないほどですね。
動物性たんぱく質なら卵や牛乳、肉、魚。
植物性タンパク質なら、大豆製品から豊富に摂れます。
・α-リノレン酸
体内でDHAやEPAに変わる、重要な成分です。
エゴマオイルやアマニオイル、クルミオイルなどがおすすめ。
熱に弱いので、150度以下の温度で食べましょう。
たとえば、スープやみそ汁に垂らすとか、サラダのドレッシングとか。
さらっとした風味なので、私は朝食のパンに塗っています。
ダイエットにも向いていますよ
⇒食べても太らない?エゴマ油とアマニ油の効果と効果的な食べ方とは
・亜鉛
体内でたんぱく質が作られるときに重要な成分です。
肉や魚、豆、ナッツなどの種、卵、玄米など、亜鉛を含む食材は数多くありますが、豊富に含む食材としては、カキ(貝のほうね)が有名です。
・セラミドは、肌の角質層にもともとある保湿成分で、不足すると乾燥肌になります。
そのため、保湿化粧品には必ずといっていいほど配合されていますが、食品からも摂れるんですね。
その食品とは、こんにゃくが代表的。
こんにゃくは、昔は栄養もカロリーもないと馬鹿にされていましたが、お腹の老廃物を吸着して排出する働きや、便秘解消にもよいことがわかってきたところです。
そして今回、よかった、それ以外にもちゃんと意味があったとは。
セラミドを多く含む食材はその他にもあるので、書いておきますね。
まずは、しらたき(こんにゃくと原料尾は同じなので、当然といえば当然ですが)
他には枝豆、ひじき、ごぼう、そば、コーヒー、、紅茶、黒コショウなど。
こう見ると、セラミドが豊富な食材って、みんな黒っぽいものが多いですね。
黒って、実は元気の色かもしれません。
そういえば、5色「赤、黄、緑、紫、黒」の食材を摂る健康法がありますが、これらはやはり「黒」とされていました。
・発酵食品
最近注目されているのは、ヨーグルトに含まれる乳酸菌ですね。
乳酸菌は腸内で善玉菌のエサになり、腸内環境を整えます。
特に最近は、乳酸菌の一種とミルクセラミドが肌荒れ改善に効果を及ぼすというデータも出てきましたよ。
⇒ミルクセラミドとコラーゲン、乳酸菌のコンボで肌質改善?
※お腹の善玉菌を増やして、腸内環境を整える点では、こちらもおすすめです
味噌や納豆、ぬか漬けなど、日本古来の発酵食品も忘れないでくださいね。
・アスタキサンチン
抗酸化物質で、蟹やエビ、さけの赤い色はこれなんです。
冬の食材でいうと、鮭がありますね。
実は鮭、昔から「美人を作る」と言われ、某ミスコン優勝者の女性は、コーチから食べるように指示された、という話があります。
※ほうれい線が気になる方はこちらも見てね
肌にいい食べ物、一度にとれる料理とは?私のおすすめ
冬肌の乾燥を防ぐ食べ物、色々ありますね。
これらの食材、一度に摂るのは無理そうです。
そこでおすすめの料理法は・・・
スバリ、『鍋料理』です。
寄せ鍋や豆乳鍋といった鍋ものなら、かなりの種類を一度に摂れると思いませんか?
例えば牡蠣鍋とか、鮭にコウジ、酒粕を入れて石狩鍋とか。
シチューやポトフもいいですが、日本の鍋に入れる食材の種類にはかなわない気がします。
ということで、食べ物のブログになりきらないうちに、今回はこの辺で。
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