食事を減らさず満腹感を得る方法!池谷敏郎先生の臓器別ダイエットその2・脳【今でしょ!】
ダイエットで食べ過ぎないために、同じ量の食事でも満腹感を得る方法。
いいですよね。
これ、私も知りたい。
と思っていたら、
6月21日夜放映の『林修の今でしょ!』の「15㎏痩せた名医が教える最新臓器別ダイエット」では、こちらについても解説されていました。
前者について、池谷敏郎先生によると
・脳の満腹中枢を刺激する
これには2つの方法があります。
まず一番目は
・食事の15分前にガムをかむ
これで出た唾液が、これが満腹中枢を刺激するのです。
ただしここで大事なのは《顎を使ってしっかり噛む》こと。
という訳で、ガム以外にもスルメなどもいいようです。
いくら唾液が出ても、梅干しをしゃぶるのはNGでしょうね。
ガムを噛むという動作には、集中力を増したり、自律神経のリズムを整える働きがあるそうですが、ここでまた一つ、効用が増えましたね。
日本人にとっては、あまりマナーが良い印象はありませんが、自宅や一目を気にしなくも良い環境なら大丈夫かも。
次の方法は
・料理は小さなお皿に盛りつける
これは錯視(目の錯覚)を利用した方法です。
目が錯覚、ということはつまり脳が情報処理を間違えてしまう、ということですね。
人間の目って不思議なもので、同じ大きさの物体でも、バックにあるもの(描かれたもの)によって、「こっちの方が大きい」と捉えてしまうのです。
料理の場合では、小さなお皿に盛りつけた場合、「量が多い」と錯覚.
同じ量でも満腹感を覚えやすいのです。
番組のイラストで、ハンバーグと付け合わせの野菜がきちきちサイズのお皿に盛られたところを見ると、「確かに」と納得でした。
ここで一つ疑問です。
ダイエットのために食事の量を減らす、ということは考えていないの?
ですが池谷先生は、停滞期やリバウンについて、脳の機能とからめて解説してくださいました。
次のことはよく知られていますね。
・ダイエットによる体重減少には停滞期がある
・ダイエットとリバウンドを繰り返すたびに太っていく。
なので急激な食事制限は要注意なんです。
なぜかと言うと、
脳が倹約モードに入ってしまうから。
(※具体的には、1ヵ月で体重の5%減少する時だそうです。
例えば
体重50kgの人⇒2.5kg
体重60kgの人⇒3kg
体重70kgの人⇒3.5kg)
倹約モードとは少量の食事、つまり少ないエネルギーでも活動できるように【あまり脂肪分解しなくもよい体になる】ことです。
つまり、体にストックした脂肪はエネルギー燃焼に必要なくなる、とということ。
そしていったん発動した倹約モードは1ヵ月継続するのだとか。
そして体が倹約モードの時に食事量を元に戻すと、余分なエネルギーが脂肪となって体に溜まるだけ。
つまりリバウンドです。
ダイエットでリバウンドを繰り返すたびに、かえって体重が増えていく、というのこんな理由があったのですね。
何だかとっても納得です。
倹約モードは、食べ物の少なかった時代に、サバイバルするための機能、とのこと。
これは数百年、数千年単位ではなく、何千万年単位(何億年単位かも>?)に生き物に身に付いたのでしょう。
でも今は逆に、食べ物の摂りすぎが問題になる時代ですから、皮肉
ですよね。
という訳で、脳の機能を生かしたダイエットはここまでです。
腸の機能を生かしたダイエットについては、次の記事に譲りますね。
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