地中海食にボケ防止の可能性が?カギはナッツとオリーブオイルの抗酸化力
今回は、地中海食についてのお話です。
最近は、この地中海食の老化防止効果が、注目されているそうですよ。
その理由は、地中海食を食べる地域の人たちに長寿が多く、ダイエットや心臓病のリスク軽減にも関係があるからだとか。
そればかりか最近では、老化の進行を抑える可能性がある、とわかってきたそうですよ。
カギは、テロメア遺伝子。
老化や寿命を司るといわれ、年齢を重ねると、短くなるというテロメア遺伝子は、『寿命の回数券』の別名があるそうです。
ところが。
地中海食を摂っていると、テロメア遺伝子が長くなっている。
そんな調査結果が、アメリカのハーバード大学の集めたデータから、出ているそうです。
(これは、平均年齢59歳の健康な女性4,676人のデータです)
それでは、地中海食とは、
地中海食というのは、ギリシャのクレタ島や南イタリアを中心とした料理のこと。
どんな食材を使うのでしょうか?
まず連想するのは、オリーブ油ですよね。
ですが、地中海食では、オリーブ油以外にも、ナッツに野菜、豆類、果物などを多用。
そして、肉より魚が多いそうです。
さらに、乳製品は少ない。これは意外です。
ハーバード大学病院の調査では、地中海食が持つ、長寿と健康のカギは、まずここにあるようです。
つまり、
・ビタミンCやフラボノイドの抗酸化作用
これは、ナッツ類や果物に含まれる成分ですね。
さらに、他の食品との相乗効果もあるのだとか。
また、こんな可能性もあるそうですよ。
・認知症の予防効果
こちらは、スペインのバルセロナ大学などの研究チームが発表しています。
(引用)
この調査では、平均年齢66.9歳の男女447人に、地中海食に1週間に1リットルのエキストラバージンオリーブオイルを加えたグループ、同じく地中海食にナッツ(クルミ、ヘーゼルナッツ、アーモンド)を1日計30グラム増やしたグループ、さらに、普通の食事の3つのグループに分けて、それぞれ認知機能を比較しました。
(引用ここまで、『女性自身』9月1日号より)
3つのグループには、どんな違いが出たかと言うと
・第1のグループ
オリーブオイルを摂ったグループですね。
このグループでは、次の機能の改善が見られたというのです。
・前頭葉の機能、全体的な機能
前頭葉は、注意力や思考を司ります。
これだけでも、認知症の予防や改善に役立ちそうですね。
と思ったら、エキストラバージンオリーブオイルには、「クレオカンタール」という成分が含まれている、とのこと。
クレオカンタールは、ポリフェノールの一種で、アルツハイマー病の予防に効果があるのだとか。
そして次の
・第2のグループ
ナッツを摂ったグループですね。
こちらは、記憶力の維持が見られたそうです。
ナッツ類は、マグネシウムが豊富。
そしてマグネシウムは、認知症と深い関係がある、とされているのですね。
その他にも地中海食には、オレイン酸やDHA、EPAが含まれています。
しかも、その3つのバランスも良い、というから、頭脳の若々しさを保ちたい方には、理想的ですね。
ただ、中には普段から青魚はちょくちょく食べるし、ナッツはおつまみで摂る、というお家なら?
そんな場合は、エキストラバージンオリーブオイルや、トマトを意識して使えば、もうバッチリかもしれませんね。
※トマトもすごいですよ
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こんな心配もないかも
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