ヒルドイドに美容効果なしで美肌目的は間違い?代わりのものはありますか?何?
ヒルドイドについて、美容効果はあるのかないのか、そもそもヒルドイドとは何かということからまとめました。
今月になって、ヒルドイドが健康保険適用から外されるかもしれない、と話題になっていますね。
それはヒルドイドを、本来の目的ではなく
、美肌のために健康保険で手に入れる人が増えたため、とされています。
でも、ヒルドイドの肌への効果って、本当はどんなものでしょうか。
ヒルドイドに美容効果なしって本当?
ヒルロイドを基礎化粧品として使うことに対して、専門家は否定的です。
たとえば、吉木伸子先生。
吉木先生は皮膚科医として、スキンケアの著書や自身で開発したブランドも持っていらっしゃる方です。
「あさイチ」などのテレビ番組でも、ご存じの方も多いでしょう。
その吉木先生のコメントを見つけました。
(引用)
よしき皮膚科クリニック銀座・吉木伸子院長「ヒルドイドに美容効果はありません。ヒルドイドは保湿の血行促進のお薬です。保湿されるとシワが防げると思っている人がいるんですけど、そこが間違いなんです」
ヒルドイドには美容効果がないと断言。さらに副作用のリスクもあるという。
よしき皮膚科クリニック銀座・吉木伸子院長「病院でくれるものだから安全だ、子どもが塗っていいものなんだから誰が塗っても安全だとか、両方とも間違いです。(体に)合わなければかぶれてしまうこともありますし、あとはお顔に使って、ニキビが出てしまうということも見たことがあります」
(引用元:日テレニュース24)
あらら、バッサリおっしゃっています。
スキンケアならまず保湿が大切、とされています。
お肌の乾燥は小じわの原因、とも。
でもヒルドイドは保湿であっても、イコールしわを防ぐわけではない
ということなんですね。
おまけに肌に合わなければ、かぶれたりニキビができてしまったり。
これは何だか、ワセリンに似ていると感じました。
ワセリンも肌への刺激がほとんどなくて、荒れた肌を守ってくれます。
私の肌や唇が荒れてヒリヒリした時、結局効果があったのは、病院で処方されたワセリンでしたし。
でもワセリンって、美容成分とはされていないようですからね。
で、ここで気になるのが、ヒルドイドって何かということです。
ヒルドイドとはそもそも何よ?
ヒルドイドは、もともとヘパリン類似物質として、肌の保湿や血行促進のために使われる成分です。
そのヘパリンとは、高等動物の体にもともとある物質で、血液が固まるのを防ぐ働きがあります。
で、ヘパリンに似た働きを持つのが、ヘパリン類似物質。
ちょっとややこしいですね。
こちらは肌に塗った場合、保湿効果があるとして、アトピーや乾燥肌に使われるようになったのです。
(ヘパリンそのものが使われることはありません)
特にアトピー肌によく使われるようですが、ステロイドではありません。
肌への刺激や副作用も少ない、とされています。
なのでアトピーの方は、何年も使っている、という声もあるのですね。
でもこうやって美容目的も否定されて、おまけに保険適用外になったら?
ここで代わりになるものをお探しの方もいらっしゃるでしょう。
ヒルドイドの代わりになるものはありますか?
一口にヒルドイドと言っても、実は色々な製品があります。
このうち、医療用医薬品として、医師の処方箋が必要なのが、ヒルドイドクリームや、ヒルドイド軟膏、ヒルドイドローションです。
一方では、ヒルドイドソフト軟膏のように、処方箋がなくても、薬局で買えるものもあります。
その他にも薬局で買える製品としては
・ビーソフテン軟膏
・アットノン
などがあります。
でも、しわやほうれい線でしたら、これらのヒルドイド製品ではなく、目的に合った対策をした方が賢明ですよね。
おわりに
ヒルドイドの美容効果やどんな成分か、代わりになるものはあるかについて書きました。
でもこうして見ると、女性の美への追及ってすごいです。
保険の適用まで影響を与えるくらいですから。
それが本当の肌トラブルを抱えている人たちが困らないように、よい落としどころが見つかるといいですね。
しわやほうれい線の原因や対策については、これまでもいくつか記事を書きましたが、
また機会があったら記事にします。
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