敏感肌におすすめのヒアルロン酸にコラーゲン。まだある、代表的な保湿成分とは?
今回は、ヒアルロン酸をはじめとして、コラーゲンやその他の代表的な保湿成分を見ていきます。
セラミドは、細胞間にある、コレステロール状の脂質でしたが、ヒアルロン酸は、ゼリー状の物質です。
人間の体では、真皮中にあるんですね。
セラミドが水分を挟み込むタイプなら、ヒアルロン酸は、水分を”抱え込む”タイプの保湿成分。
セラミドほどでなくても、ヒアルロン酸の保水力はすごいんですよ。
そだって、自分の重さの200倍から600倍の水を吸収するほどなんですから。
肌が乾燥しやすく、バリア機能が乱れがちな敏感肌の方には、おすすめだそうですよ。
次に、・コラーゲン
コラーゲンも、真皮中にあって、細胞の弾力を保つ働きをしています。
ただこれは、もともとの働きで、化粧品に配合されたときは、真皮にまで浸透するわけではありません。
それなら、肌に塗った時のコラーゲンの働きは?というと
保湿成分となるのだとか。
ヒアルロン酸と同じく、飲んでも体内でそのまま吸収はされないそうです。
この他、水分を抱え込むタイプの保湿成分としては、
・エラスチンや・ヘパリン類似物質などがあります。
エラスチンは保湿力が強く、化粧品に配合されるときもあるそうです。
ヘパリン類似物質は、血液中のヘパリンに似た物質です。
医薬品の成分として、見かけた方がいるかもしれません。
セラミド以外の、水分をはさみこむタイプの保湿成分についても、補足しておきますね。
・スフィンゴ脂質(スフィンゴリピッド)
・ステアリン酸コレステロール
これらもまた、細胞間脂質の一種です。
その他には、
・レシチン(水素添加大豆)。
大豆からから抽出される成分)があります。
最後は、保湿成分第3のタイプについてです。
このタイプの特徴は、周囲の水分を吸収すること(吸湿性)です。
これには、まず
・天然保湿因子(NMF)があげられます。
NMFは、角質細胞内にある水溶性の成分です。
その構成成分は、約20種類で、各種アミノ酸や尿素、、PCA(ピロリドンカルボン酸)などからなっています。
これらのNMFは、天然と名がつくので、強い働きを持つように思われがちなようなんですね。
実際は、その保湿力はあまり高くないのですが、さらっとした使用感が良いので、、化粧水にはよく配合されているそうですよ。
NMF以外には、
・PG(プロピレングリコール)
・グリセリン
・1.3BG(ブチレングリコール)
などの、吸湿性アルコールがあります。
保湿性はあまり高くありませんが、化粧品にはよく使われています。
第3タイプの保湿成分は、湿度の高い冬場には、保湿力が下がってしまうとか。
これはちょっと残念な点ですね。
次は、最近見かける、新しい保湿成分のお話です。
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