シミに有効な美白成分と、化粧品を選ぶ3つのポイントとは?
今回は、シミに有効な美白成分と、美白化粧品の選び方についてです。
まず、美白化粧品を選ぶ時は、美白成分が配合されているものを選びましょう。
とは言っても、美白成分って、あまりにも種類が多すぎるのです。
どれがいいのかわからない、という方は、医薬部外品指定(厚生労働省が効能を認めている、ということ)美白成分を含むコスメにするのもあり、ですね。
医薬部外品として認められた美白成分には、次のようなものがあります。
以下、代表的なものの名前をあげますね。
■ビタミンC誘導体
ビタミンCを吸収しやすい形にしたものです。
美白だけでなく、抗酸化成分としても知られていますね。
これはもう、数えきれない種類の化粧品に使われています。
■アルブチン
強力な美白成分である、ハイドロキノン誘導体です。
もともとは、コケモモ由来の成分なんですね。
アルブチンは、『ビーグレン』、『アンプルール』など、複数の美白コスメで使われていますよ。
ただこちらも、濃度によっては刺激を感じることがあります。
※ハイドロキノンについて
メラニンの生成を抑えるだけでなく、強力な漂白作用を持っています。
美白成分としての働きは、他の成分の10~100倍だそうですよ。
ただ、強力なため、人によっては刺激を感じるケースもあります。
ハイドロキノンやアルブチンを使った美白コスメとしては、『ビーグレン』、次いで『アンプルール』が有名。三大美白コスメにあげられていますね。
特にビーグレンは、古いシミや濃いシミにも効果があると好評です。
私もそれを実感しました!
※その体験記はこちらです
⇒ハイドロキノンで濃いシミも薄くする『ビーグレン ホワイトニング』トライアルセット
■コウジ酸
名前の通り、麹菌由来の成分です。
これを使ったコスメでは、三省製薬の『デルメッド』が有名。
■エラグ酸
もともとは、イチゴから抽出された成分です。
■ルシノール
化学名は『4-n-ブチルレゾルシノール』で、『ルシノール』は商標名だそうです。
北欧のモミの木由来の成分をヒントに、作り出された成分です。
■リノール酸
最近は、アンチエイジングなどでよく耳にしますね。
以前は紅花油(サフラワー油)などの植物油に含まれるとして知られていました。
■カモミラET
カミツレ(カモミール)に含まれる成分をもとに、花王が開発した成分です。
これを使ったコスメでは、キュレルの美白ラインが好評ですね。
炎症を抑える働きもあるので、肌にも比較的優しいといえるでしょう。
■トラネキサム酸
皮膚科では、内服薬として処方されることが多いですね。
もともとは炎症を抑えるために使われていた成分です。
■4MSK(4-メトキシサリチル酸カリウム塩)
慢性的なターンオーバー不調のために、研究開発されました。
■マグノリグナン
植物の天然化合物をモデルにした成分です。
■プラセンタエキス
豚の胎盤から抽出されています。
プラセンタを使ったコスメも、沢山ありますね。
医薬部外品だけでも、この他多数の美白成分があるんですね。
そして、医薬部外品以外の代表的美白成分は、
■脂溶性甘草(カンゾウ)エキス
別名グロブリジン。
漢方薬でよく使われる、甘草から抽出された成分です。
甘草エキスには、以下のようなメリットがあります。
(引用)
消炎作用もあるので、かぶれにくく、肌の弱い人でも比較的使いやすい。
(引用ここまで:『正しいスキンケア事典』P160よ』)
ただし、ここでもひとつ、注意があるんですね。
それは、美白とは、肌を真っ白にするものではない、ということ。
美白成分の働きは、肌のメラニン色素の生成を抑えることなんです。
ですから、原則として、ニキビ跡の赤みには、対応していないのです。
例外は、ビタミンC誘導体ですね。
ニキビ跡の赤みを薄くしたい方は、ビタミンC誘導体入りの化粧品を選ぶとよいですよ。
さて、色々とあげてきましたが、これはまだ、ほんの一部に過ぎません。
この中だけでも、自分に合うコスメを選ぶのに迷ってしまうかも。
ただ結局は、その成分やコスメが合うかどうかは、使ってみないとわからないそうなのです。
なぜって、肌も体質も、一人ひとり違うのですから。
その肌の状態も、その時の体調や、環境にもよりますね。
ですから、自分の肌がどんな状態なのか、いつも注意しましょう。
あとは、前の記事でも触れたように、美白ケアは365日、年間を通してするものです。
なので、自分にとっての使い心地がよいかどうかも考えられたらベストですね。
次回は、シミを予防する方法について、いわゆる美白コスメ以外の方法についてです。
※オーガニック化粧品による美白は、これとはちょっと違います
→オーガニックと一般化粧品による美白の違いについて
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