花粉症を悪化させる食材とは~こんな方は要注意の食べ物リスト
花粉症と食物アレルギーの関係について、先週の『女性自身』に、順天堂大学の小林弘幸先生が書いていたので、ちょっとご紹介してみます。
この時期は花粉症まっさかりの季節、クシャミや鼻水、涙目にお悩みの方も多いですよね。
花粉症と食生活は関係がある、と考えて野菜や果物をたくさん食べる方も、
珍しくないでしょう。
ところが小林先生によると、食べ物の種類によっては、かえって免疫力が低下して、花粉症を悪化させることもあるそうですよ。
花粉症を悪化させる食材、どんな種類がありますか?
たとえば、次のようなアレルギーをお持ちの場合、注意が必要な食べ物が出てきます。
●遅延性フードアレルギー
遅延性フードアレルギーとは、食べてすぐにじんましんや呼吸困難を起こすタイプの「即時性」とは違い、症状がでるまで時間がかかります。
これはなかなか気づくのが難しいそうです。
この場合、そのアレルゲンとなるものは
・小麦、米、乳製品、大豆など豆類、その他広範囲にわたっています。
小麦や乳製品がアレルゲンとなるお子さんなど、親後さんは食生活に最新の注意を払っていますよね。
ところが遅延性の場合は、症状が出るのが遅いのです。
数時間から数日、数週間後だったり。
しかも症状も
・肌荒れ、便秘、下痢、倦怠感、肩こり、いらいらなどと、こちらも幅広い。
⇒治らない肌荒れや心身不調の原因は食べ物からの遅延性フードアレルギーかも
アレルゲンも日常生活でよく出る食材なので、これらの症状がアレルギーだとはなかなか気づかれにくいでしょう。
小林先生の場合は、検査でご自分のアレルゲンが卵とキドニー豆だとわかり、それらを摂らないようにしたところ、免疫力がアップして、風邪もひきにくくなったそうです。
ということは、逆にアレルゲンとなる食べ物を摂っていたら、花粉症にも良くないということです。
それらの食べ物とは?
今回、小林先生が挙げておられる食べ物リストは、次の通りです。
・キウイ、メロン、ナッツ
・トマト
キウイ、メロン、ナッツについては、次の症状の方は要注意です。
●口腔アレルギー症候群
口腔アレルギー症候群とは、特定の食材を食べた時に、次のような症状が出るものです。
・口の中やノドがかゆくなる
・口内にイガイガができる
アレルゲンとなる食材は、メロンなどのウリ科の実の場合が多いですね。
その他にも、
・リンゴやアーモンド、モモ、苺などバラ科の食べ物
・ナッツ類
など。
上のような食べ物でかゆみやイガイガができる方は、口腔アレルギー症候群の可能性があります。
ですので、花粉症の季節には控えたほうがよいでしょう。
口腔アレルギー症候群と花粉症の関係は、納得いくのですが、トマトが挙げられていたのは意外でした。
花粉症がトマトで悪化するという理由とは?対策はどうしたらいい?
トマトアレルギーって、あまり聞きませんが、なぜでしょうか?
でも、小林先生によると、トマトアレルギーという症状もあるのです。
小林先生によると、トマトにはヒスタミンが多く含まれている、とのこと。
ヒスタミンこそは、アレルギー反応を引き起こす成分です。
また、トマトで口のかゆみや荒れを起こすのは、トマトアレルギーだそうで、それはヒスタミンが原因なのだとか。
それではトマトを大量に食べるイタリアの人は?
それに、アメリカではトマトケチャップも野菜のうちに入るそうですが。
と考えてしまいましたが、そこは大丈夫。
トマトのヒスタミンが要注意なのは、生トマトの時で、加熱するか、ジュースにすればよいそうです。
という訳で、トマトについては食べ方に気をつければ、心配はなさそうです。
そんな私も、香辛料には要注意なのですが。
まとめ
食べ物には、花粉症への免疫を低下させるものがあることがわかりました。
というか、食べ物自体がアレルゲンの場合、花粉症の症状も悪化させるのですね。
花粉症もアレルギーの一種なので、そんなことになるのでしょう。
また、トマトは加熱すれば大丈夫ということで、安心しました。
トマトは最近、抗酸化物質リコピンが豊富だと、メディアなどではモテモテですよね。
実は私、昨年はこんな記事を書きましたが
⇒老化の象徴、ほうれい線を消すレシピ。コラーゲンと抗酸化物質が豊富なのは意外なあの食べ物だった
美容と健康のために、おおいに利用したいですね。
次回は最近の失敗談とその対策についてです
⇒私の花粉症とアレルギー皮膚炎が酷くなった原因と、そのとき効果的だったスキンケアコスメって?
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