秋の肌トラブル、秋枯れ肌の原因とスキンケアでこすらないコツとは?
秋肌トラブルの原因となるスキンケアと、その改善法についてお伝えします。
保湿化粧品などで、十分スキンケアをしているはずなのに、秋冬になると、こんなトラブルは出ていませんか?
かさかさしたり、化粧のノリが悪くなったり。
乾燥が進むと、かゆみまで出てきたり。
これは秋枯れ肌と呼ばれる、肌が乾燥した状態なのです。
でもなぜ、肌ケアは足りているのに乾燥してしまうのでしょうか。
『女性セブン』11月16日号から、その原因と手入れのコツをまとめました。
肌トラブルの原因、秋枯れ肌を招4つの原因
めぐろ皮膚科クリニック院長・深野祐子さんによると、秋肌のトラブルには,
4つの原因がありました。
・秋は湿度が低下する
これはもちろんですが、次は初耳でした。
・気温が下がって汗をかかなくなる
(引用)
「汗には皮脂と混ざり、肌を潤す役目があるのですが、気温が低下するとその働きが弱り、乾燥に繋がります」
(引用ここまで:『女性セブン』11月16号P124)
そうでしたか、汗にも保湿の働きがあったんですね。
2番目は
・年齢による肌の水分保持力の低下
これ耳が痛いです。
特に 40代以降は要注意、とのことです。
まあこれは、言われなくてもわかっていることですが
だから注意して、化粧品も保湿タイプを意識して使っているのに、なぜ?
実はここからが今日のテーマです。
3番目は
・スキンケアによる刺激
この場合の刺激とは、アイテムやその種類ではなく、「摩擦」のことです。
摩擦とは、こすること。
つまりこの場合は、肌を強くこすったり、こすり過ぎることなんですね。
深野先生によると、
肌を乾燥させたくないと、化粧水やクリームを強くすりこむのは逆効果ですので。やらないでください、とのことです。
化粧品はこすったから浸透する訳ではありません。
そればかりか、肌を摩擦で炎症や色素沈着を引き起こすこともあるのです。
(引用)
「(前略)
ケアの基本は”肌が動かない程度のやさしい力で行う”。これを意識してください」
(引用ここまで:『女性セブン』11月16号P124))
では、スキンケアで肌をこすらないためには、心がけることは?
スキンケアでこすらないコツは?
スキンケアのステップごとにお伝えしますね。
洗顔
・泡で洗う
洗顔は、手ではなくて泡を使いましょう。
たっぷりモコモコの泡で洗顔するためには、泡立てネットが便利です。
ネットには泡が残っているので、絞ると補給も簡単、とのことです。
(すみません、私いつもネットの泡は、最初から絞って使っていました)
・泡も水もたっぷり使って、手がt直接肌に触れないようにする
クリームタイプの洗顔料も、同じことが言えます。
・人さし指は使わない
洗顔やスキンケアの時に、人さし指を使うのは避けましょう。
深野院長のおすすめは、《中指、薬指、小指の三本》でした。
この三本なら余計な力が入らずに、力が抜けたケアがしやすいそうです。
この3本指ケア、私もやってみました。
でも私の場合、小指が短いのか、実際に肌に当たるのは、他の2本の指がほとんどでしたが(汗)
うんまあ、2本指だけよりは、肌に当たる部分がちょっと多くなるかな、という感じでした。
※補足:人差し指を使わないことについて
同じようなことは、昔、美容部員さんのアドバイスで言われたことがあります。
ちなみにその時は目元のマッサージで、薬指を使って、ピアノ演奏で言うならピアニシモ(ごく弱く)でトントンするように、とのことでした。
コットン使い
コットンは、化粧水を含ませる前に、まず全体を水でヒタヒタにします。
なぜかというと、化粧水だけを含ませて肌に当てると、乾燥した状態のコットン繊維が、肌を摩擦してしまうからです。
この時使う水は、ミネラルウォーターか精製水がおすすめです。
※コットンを濡らすことについて。
これは私も、確かに思い当るところがありました。
それにこの方法なら、化粧水の節約にもなりますね。
深野先生、良い方法を教えてくださり感謝です^^
メイク落とし
メイクは必ず寝る前に落としましょう。
深野先生によると、メイクを落とさず寝てしまうと、肌は一晩で枯る、とのこと。
その理由ですが、
メイク落とさないまま寝てしまうと、皮脂とメークの残りが一緒になり、肌の汚れになってしまいます。
その汚れが、睡眠中の肌の再生を妨げてしまうのですね。
ではメイク落としの時に気を付けたいこと。
クレンジング剤の使い方
クレンジング剤は、多めに使いましょう。
その方が肌を直接こすらずに済むからです。
クレンジング剤がふき取りタイプでしたら、洗い流しましょう。
オイルタイプのクレンジング剤では、乳化させることが大切です。
(乳化とは、簡単にいうと、水と油が混ざって白く濁ること)
乳化をすると、メイクもよく落ちますし、肌のこすり過ぎも避けられます^^
クレンジングオイルを乳化させる方法は、次の通りです。
(引用)
(前略)
いったんオイルをメイクとなじませたら、手を軽く水で濡らして、再度なじませると白く濁る。その後、すすぎを行うとメイク、水、オイルが混ざり合い、メイクをスムーズに落とすことができる。(後略)
(引用ここまで:『女性セブン』11月16日号p125)
乾燥した唇のケアは?
リップケアって、普段はつい忘れがちですが、秋冬は乾燥してヒリヒリしがち。
でもそんな時に、唇をなめるのはNGです。
これは経験上、分かった居る方が多いですよね。
でも次の、これもNGだとは、初耳でした。
そのNGとは
(引用)
リップクリームをつけたら、上下の唇をパッパッと合わせる
(後略)(引用ここまで:『女性セブン』11月16日号p124)
これ、ついやってしまうのですが・・・。
何がいけないのかというと、これら全ては、唇をかいているのと同じような刺激になるのだとか。
特に唇の皮がめくれている時は、スティックタイプで塗るのも摩擦になってしまうそうです。
ではどうすればよいかというと、
・ワセリンを厚めにつけること
厚めに塗れば、自分で触ってしまったとしても、刺激になりにくいですね。
確かにワセリンは刺激がありませんし、分厚く塗りやすいです。
私が唇の荒れが治まらなかった時、皮膚科でもらったのもワセリンでした。
まとめ
肌をこすらないスキンケアのコツ、いかがだったでしょうか。
目からウロコの部分もあったり、日ごろの疑問が解決したり、色々だと思います。
なお、私にとって一番の収穫だったのは、『コットンは水でヒタヒタにして使う』でした。
深野先生の秋枯れ肌スキンケアのコツ、まだあるのですが、そちらはまたの機会にまとめますね。
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