油断大敵!シミしわたるみの最大原因、紫外線の種類とその影響とは
今回は、紫外線の種類と影響についてです。
紫外線が肌に与える影響について、知られるようになってから、まだ長くありません。
40歳になって、急激にシミやシワができてしまった方はいませんか?
実は私もそのクチです。
これは若い時に、紫外線ケアが十分でなかったからなんですね。
また、紫外線には、シミだけでなく、シワやたるみも引き起こすことがわかってきました。
また、浴びすぎると、皮膚炎だけでなく、皮膚ガンにつながったりするのは知られています。
紫外線の影響 肌以外では?
そればかりではありません。
紫外線は体にも負担をかけるそうですよ。
これは、紫外線は放射線に近いためなのだとか。
紫外線を浴びるのに比例して、体の疲労も大きくなるそうなのです。
そのため、男子ラグビー選手たちにUVケアをしたら、熱中症の発生頻度が減少した、というデータもあるのです。
また、紫外線を浴びすぎると、免疫機能の低下からヘルペスになることも。
ひどい場合は、皮膚の深部から皮下脂肪にかけて、化膿性の炎症も起こる時もあるのだとか。
いやですね、紫外線。
こんなに悪いものだったなんて、昔は誰が知っていたでしょうか。
それどころか、アトピーの方が、紫外線ライトを浴びる、なんて治療法があったようです。
これ、実は紫外線が、アトピーの方の免疫機能を低下させていたのですね。
アトピーの直接的な原因は、免疫機能が過剰に反応すること。
ですから、それが、結果としてよかったのでしょうけれど。
さて、それでは、その紫外線の影響を、これ以上受けないようにするためには、どうしたらいいのでしょうか。
それではまず、紫外線の種類をご説明します。
紫外線にはどんな種類がありますか?
肌に影響を与える紫外線ですが、A波とB波の2種類があるのです。
以前の紫外線と言えば、日焼けのイメージでしたが、
まずは肌を赤くして、その黒い日焼けを起こすのは、B波のほうなのです。
つまり、B波が表皮でメラニン細胞を作らせ、シミや日焼けを引き起こすのですね。
ただB波は、ある程度、服や窓ガラスで防ぐことができるのです。
手ごわいのは、A波です。
実は、紫外線の約90%は、A波なのだそうです。
(ちなみに、B波は約5%。C波もありますが、オゾン層にさえぎられて、地上には到達しません)
そして、シワやたるみを引き起こすのは、A波なのですね。
A波は、肌の表皮の下、真皮まで入り込みうから、弾力性を持つコラーゲンやエラスチンを破壊してしまうのです。
A波は波長が長いため、ガラスやカーテンでも、さえぎれません。
じりじり肌が灼ける感じがなくても、A波は肌の奥まで、届いています。
ですから、室内や車の中でも、紫外線を浴びっぱなしの状態を続けると、お肌の老化が加速してしまうのです。
※にゃんこ肌が老化しちゃうよ
A波は、【生活紫外線】も呼ばれます。
これは、普通に室内中心で生活していても、浴びてしまうからなのですね。
また、A波・B波ともに、晴れの日以外にも、油断できません。
どちらも雲を突き抜けてしまうのです。
その到達度は、晴れの日を100%とすると、
曇りの日 A波 63.5% B波 65.3%
雨の日 A波 17.2% B波 19.4%
これを見ると、曇りの日の紫外線が、意外と強いことがわかりますね。
夏ではなくても、油断は禁物です。
紫外線は、春先から強くなり、そのピークは6月から7月なんです。
まだ暑い季節ではなくても、対策が必要なんですね。
さらに、紫外線は、直接地上に到達する【直射光】と、空気中で、さまざまな方向に広がる【散乱光】にも分かれています。
ですから、日陰にいるといっても、程度の差はありますが、やはり紫外線を受けてしまうのですね。
(この場合はA波の影響が大きいでしょうか・・・面倒ですね)
最後に、【照り返し】も、無視できません。
これは、海岸などで、海や砂浜に、紫外線が反射することです。
道路でも、日射しが強い時は、日傘などで上から防御していても、下からの照り返しで、日に焼けたりしますね。
では山ならいいかというと、標高の高い場所では、降り注ぐ紫外線も多くなるのです。
普段の生活でも、普通の服を着ているだけでは、いけません。
ですから、洗濯物を干すため、ほんの2~3分、屋外に出るだけでも、長い間には、紫外線の影響を受けているのです。
おわりに
こう見てくると、どれだけ影響を受けているのでしょうね、私たちの肌って。
これだけの情報では、こわくなってしまいます。
その影響を防ぐためには、どんな方法があるのでしょうか。
それについて語った記事はこちらです
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