大人ニキビはなぜできる?思春期ニキビとはどう違うの?
最近、ニキビで悩む女性が増えているってご存知ですか?
ニキビって、10代の思春期にできるもので、二十歳過ぎたら「吹き出物」。
…なんて、昔はよく言われましたが、医学的には同じものなんですね。
今、20代過ぎてできるニキビは、『大人ニキビ』と呼ばれています。
●大人ニキビと思春期ニキビの違いとは?
大人ニキビには、思春期のニキビと違う特徴がありますよ。
ひとつは、できる年代が違う
これは当たり前の話ですが。
・できる部位、肌質、原因がそれぞれ違う
思春期ニキビは、主にTゾーンにできますね。
その次は、頬や額など、顔の中央部分。
脂性肌の方にできやすいのも、特長です。
これは、成長期のホルモンバランスの乱れが原因なので、次第に治ってくるのですね。
でも、大人ニキビは、口の周りやあごなどの顔のフェイスライン(こめかみから顔の、口の)にできやすい。
同じ場所に繰り返しできることも。
こちらは、肌質を問いません。
脂性肌の方だけでなく、乾燥肌でもできるんです。
●大人ニキビはなぜできる?
大人ニキビの原因は複雑です。
ニキビの直接の原因は、毛穴に皮脂がつまって、アクネ菌に感染して炎症を起こす、というもの。
(これは、思春期ニキビも大人ニキビも同様です)
ではなぜ、毛穴に皮脂が詰まるみぎのでしょうか。
これはまず、ホルモンの乱れが原因と見られています。
どういうことかと言うと、
・ホルモンバランスが乱れる
↓
・肌のターンオーバーが遅れる
↓
・古い角質がたまっていく
↓
・古い角質が厚くなり、毛穴の周囲がふさがれてしまう
↓
・毛穴から皮脂が排出されず、詰まってしまう
という流れなのですね。
上の場合は、主に女性ホルモンを指していますね
※女性ホルモンとお肌の関係は
⇒2つの女性ホルモン、エストロゲンとプロゲステロンがお肌に与える影響とは
そのホルモンバランスが乱れる原因も、色々あります。
・睡眠不足
・ストレス
・食生活
などなどです。
中でも、睡眠不足はお肌の大敵。
これはよく知られたことだと思いますが
⇒睡眠不足は二重の意味で肌にダメージ!その理由と対策はどうしたらいい?
また、ストレスがたまってくると、ニキビができる仕組みは、次のようになっています。
・脳が、ストレスに対抗するため、副腎皮質ホルモンを分泌する
↓
・副腎皮質ホルモンと一緒に、男性ホルモンも分泌してしまう
↓
・男性ホルモンが皮脂腺を刺激する
↓
・皮脂の分泌が多くなる
↓
・毛穴が詰まり、ニキビができる
また、生理前に悪化するニキビってありますよね。
こちらは、女性ホルモンの周期により、ニキビができやすくなるのです。
ですからこの時期は、刺激を与えて悪化させないように、気をつけましょう。
自然に治っていくものですから
・・・と言っても、いつも繰り返しできるニキビは、何とかしたい!
ニキビができている時は、スキンケアにも気を使うし、その「悪化させないように」が大変なんですよね。
服やスカーフ、髪の毛などにも触れないように、気を配ったり。
睡眠中に、枕や布団など、寝具に触れているかもしれません。
冬から春にかけては、マスクが刺激になって、ニキビになる方も多いそうですよ。
もちろん、スキンケアにも注意しますよね。
でも、ニキビのためと思ったスキンケアが、肌全体を悪化させていることも多いのです。
それでは、どんなスキンケアが良いのでしょうか?
そしてNGスキンケアは?
それについては、次回にお伝えしますね。
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