夏の冷房冷え対策 入浴法で夏バテも撃退できる方法とは?~その2
夏の冷えによる体調不調、つまり夏バテを撃退する方法についての続きです。
今回、夏バテの原因について、解説してくださるのは、五味クリニック院長の五味常明先生です。
多汗症の専門医である五味先生は、こんな見方をしているのです。
・人が汗をかくのは、脳温を適温である37度に保つため。
寝汗をかくのも、脳の温度を下げるためだそうですよ。
そして夏バテは、脳温が高いことが原因なのだとか。
それでは汗をかけばいいのかと思ったら、そうでもないのですね。
汗をかくための全身浴で、ぼーっとなってしまう人もいるそうなのです。
これは、せっかく汗をかこうとしても、周りのお湯が汗腺をふさいでしまうからだとか。そのため、体温を下げられなくなってしまうのですね。
という訳で、夏の冷えにおすすめなのは半身浴だそうですよ。
その半身浴ですが、五味先生によると、さらにコツがあるのです。
そのコツ、というか手順とは
1.入浴前に、お酢を飲むこと
お酢のクエン酸が、エネルギー生成をサポートしてくれるそうなのです。
お酢の種類は特に指定はありません。100均ショップで売っている、飲みやすい味のお酢でよいのだとか。
『女性自身』の記者さんは、お酢を水で割って飲んだところ、その酸味には、うひゃーーとなったそうです。
これ、実際にはお酢の種類、もう少し選んだ方がいいのでは。
例えば、君島十和子さんなどは、バルサミコ酢を愛用していますよね。
2.入浴では、まず高温に手足をつける
ここでは、ぬるめのお湯に長くつかりません。
お湯の温度は42~43度。これはかなりの高温ですね。
そのお湯に、手のひら1杯分の塩をいれるのです。
(※ただし、循環型のお風呂には入れないでくださいね)
そして、浸すのはひざ下と手だけ。
時間は10~15分程度です。
(引用)
「(前略)これで汗腺が開き、全身からどんどん汗が出ます。また、足から温かい血液が全身に回り体の芯が温まるんです」
(引用ここまで:『女性自身』より)
この方法を職場などでコンパクトに応用したのが、手浴なのでしょうね。
私も冷房で体調を崩しそうなときにやってみましたが、確かにぽかぽかしてきましたよ。
3 微温(びおん=ぬるま湯)で半身浴
手足高温浴が済んだら、お湯を水でぬるめて39~40度にします。
そのお湯に、今度はみぞおちまで15分~20分つかるのですね。
汗をかくときは交感神経だけが働くそうです。
でも、ここでお湯にゆっくりつかることで、副交感神経が優位になります。
五味先生によると、こうして2種類の神経のバランスをとるのだとか。
4 入浴後の水分補給&体の乾燥
すぐにエアコンが効いた部屋に入るのはNG。
これは、皮膚の温度が下がることで、汗が止まってしまうから、とのことです。
そこで大切なのは、汗が自然に止まったと感じるまで、身体を乾燥させることだとか。
一番いいのは自然乾燥で、扇風機やうちわもよいそうです。
そしてここでも、水分補給をするのです。
好みにより、お酢の水割りもありかもしれません。
今回の入浴法、お酢を飲むとは意外でしたね。
実は私などは、お酢が苦手なんですが・・・その場合は、食用の重曹を入れて、炭酸ソーダにしてはいけないのでしょうか?
でもそうすると、酢酸が別の物質になってしまいますね。
ここは大人しく、飲みやすい味のお酢を探した方がよさそうです。
ここまで書いてきましたが、ツボの刺激や半身浴で体を温める、方法、いかがでしたか?
次回はやはり『女性自身』から、夏バテ解消のための、ちょっとユニークな方法をご紹介しますね。
★気になる方はこちらもどうぞ★
http://kireinahadahe.com/archives/5233
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