夏の冷房対策グッズ ペットボトル温灸の自律神経への効果とやり方 ツボは?
今回は、冷房の冷えで体に変調、手軽にできるツボ刺激をご紹介し
今や、冷え性や貧血の方にとっては、冬より症状が悪化するという夏。
ふだんは健康な方でも、冷房と外気の温度差に、体調を崩すことも多いですよね。
その症状は、冷えやむくみ、だるさ、腰痛など、人によってさまざまです。
不眠症になる方もいるそうですよ。
夏の冷え 原因は自律神経バランスの乱れ
実はこれらの症状は、自律神経失調症の一種なのだとか。
大人気鍼灸師の若林理砂先生によると、
(引用)
「人間は5~7度くらいの温度差に数回さらされると自律神経失調症になります。気温差によって体温の調節機能がおかしくなって寒さを感じてしまうんです。(後略)」
(引用ここまで:『女性自身』より)
慢性化すると、暑い外に出ても、汗が出なくなってしまうのだとか。
ちょっとこれ、怖いですね。
気温は高いのに、寒さを感じる、腕や鎖骨に冷えを感じる・・・というのは、私もつい最近、経験したばかりなんです。
こうなると、長袖の上着でもなかなか温まりません。
しょうが入り紅茶やたんぽぽ茶など、体を温める飲み物を飲み、ショールを羽織るなどして、やっと解消したのです。
さて、若林先生がおすすめの方法は、ツボを刺激すること。
ただ、素人が正しいツボの箇所を当てるのは難しいですね。
そこで利用するのが、ペットボトル温灸なんです。
ペットボトル温灸のやり方とツボとは?
100均のペットボトルにお湯を入れて、だいたいの箇所にあてれば、ツボも含まれているのだとか。
つまり、鍼灸というピンポイントでなく、ペットボトルという面を利用するのですね。
若林先生が考え出したその方法と手順は、次の通りです。
1.熱湯、水、ホット専用のペットボトルを用意する
ホット専用のペットボトルに、まず水を1/3、次に熱湯を2/3注ぎいれる。
(熱湯が先だと、ペットボトルが変形していまうので、水が先です)
2.お湯を入れたペットボトルをツボに当てる。
3.これを3~5回繰り返す。
ポイントは、熱を感じたら、すぐに離すこと。
そのまま当てていると、のぼせやだるさを感じてしまうので。
ペットボトル温灸のツボ(場所)と当てる順序
・まず、中かん(ちゅうかん。”かん”はにくづきに完)に、ペットボトルの底を当てる
・大椎(だいつい)に、ペットボトルの先をあてる
・仙骨部に、縦にしたペットボトルを当てる
・だん中(だんちゅう。”だん”はにくづきに壇のつくりを当てる)に、ペットボトルの底をあてる
※ツボの場所について、詳しい説明は次の記事で
若林先生のお話では、
(引用)
「(前略)しっかり刺激すれば自然と汗はかけます(後略)」
(引用ここまで:『女性自身』より)
とのこと。
『女性自身』記者が試してみると、予想以上にアチチ…だそうですが、身体を温める効果は抜群みたいですよ。
汗もかき始めたそうです。
このペットボトル温灸法、時間帯はいつでもよい、とのこと。
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外出先で冷えてしまった時は?
でも、お湯や水を用意する時間がない・・という方には、外出先での応急処置も紹介されていました。
その方法とは。
・コンビニで温かい飲み物を買って、大椎にあてる
冷えの予防には、1か月ほど空き時間に実施すればよいそうです。
でも、コンビニで購入する温かい飲み物とは、””ペットボトル”とは書いていないのですが、缶コーヒーや缶ポタージュでもよいのでしょうか?
これはいくら何でも、そのまま当てたら火傷してしまいますね。
缶の場合は、ハンカチやスカーフなどで包めばよさそうですが、ペットボトルより小さいので、ツボに当たるかどうか。
それを考えると、やはりペットボトルにした方が、温度の点からも安全なようです。
それぞれのツボの場所については、こちらの記事で解説しました
⇒ペットボトル温灸の体験談
次回は体の冷えを取る入浴法についてです。
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