敏感肌の定義って何?乾燥肌との関係は?
今、ご自分が敏感肌だと思っている女性が、多いそうなんです。
なぜそう思うかというと、化粧品を変えた時や、顔のうぶ毛を剃ったときなど、肌に刺激を与えた時に、赤くなったり、ヒリヒリしたり、かゆみを覚えたり。
そんな経験があるからだと思います。
あなたも、その一人でしょうか?
私も、自分の肌は、軽い敏感肌だと思っているんです。
昔の強い日焼け止めや、香料などでかぶれやすいし、ちょっとした刺激で赤くなるし。
かかりつけの美容院のチーフや、美容部員さんにも言われたことがあります。
でも実は、敏感肌とは医学用語ではなく、感覚的に使われる言葉だそうですよ。
医学的なイメージでは、”軽いアトピー性皮膚炎のある乾燥肌”なのだとか。
これもまた、皮膚科医さんによっては、診察して”深刻な敏感肌”であることは、そんなにないそうです。
でも、深刻でなくても、肌トラブルは嫌ですよね。
実は敏感肌の女性には、肌トラブルまでは感じなくても、あるデメリットがあるといいます。
(後の機会にお話ししますね)
さて、上の皮膚科医さんは、私たちの言う敏感肌を、こう定義しています。
『肌のバリア機能と保湿を担う角質細胞間脂質が少ない肌』
ちょっと難しい定義ですね…。
要は、角質のバリア層が低い、乾燥肌なのではないか、ということなんです、これ。
肌を外部の刺激から守る働きをするのが、角質なのですが、乾燥した肌は、角質がめくれたり、はがれたりしやすい状態です。
つまり、角質が壊れた状態ですね。
そこへ、外部から刺激があれば、いろいろな物質が、肌の内部まで入り込んでしまいます。
そこでお肌は、自分を守ろうとして反応を起こします。
これが、お肌の炎症なんですね。
それでは、あなたがもしも「自分は敏感肌」だと思っていたら、必要なスキンケアは?
もう、見当が付きますよね。
そう、保湿です。
乾燥肌の方には、保湿ケアをしてあげると、肌のバリア機能が高まります。
するとお肌は落ち着き、刺激を感じにくくなる。
つまり、乾燥肌につきもののかさつきはもちろん、赤みやかぶれ、かゆみも出にくくなるのですね。
アトピー肌のスキンケアも、まずはていねいに保湿をすることだそうです。
と言うか、アトピー改善のためには、保湿こそが最低限の方法であり、最良の方法、とのことです。
アトピーの方や子供さんは、よくかゆみが我慢できなくて、かきむしったりしますね。
ところが皮膚をかきむしると、角質がよけいにめくれたり、はがれたりしてしまいます。
すると、外部の刺激を余計に受けやすくなり、また赤みやかぶれ、かゆみが
こんな負のスパイラルから抜け出すのも、まずは保湿なんですね。
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