風邪インフルエンザを早く治す食事とは?ひき始め、寝込んだ時、治りかけ別にご紹介 L4you 2その2
インフルエンザや風邪を早く治す食事法について、『L4you』で今津嘉宏先生が症状の段階別にアドバイスしたことをまとめました。
その段階とは、次の3つです。
インフルエンザや風邪のひき始め、寝込んだ時、なおりかけ。
風邪やインフルエンザにかかってしまった時の食事といえば、おかゆやヨーグルト、りんごなど、消化がよくて胃腸に負担がかからないものが一般的ですね。
今回、今津先生が教えてくださった食事法とは、それをふまえて、免疫力をアップして治りを早くするためのものです。
どれもみな、身近な食材ですが、少し手を加えると、さらに効果があがるそうですよ。
風邪ひきはじめの飲み物とは?
風邪風邪風邪やインフルエンザのひき始めは、寒気がして熱が出ます。
この時におすすめなのは、スポーツドリンク。
言われなくても、風邪やインフルエンザの発熱で食欲がないとき、スポーツドリンクを飲む人は多いですね。
これは熱で失われた水分やミネラル補給におすすめなんです。
(脱水症状の恐れがある時は、経口補水液OS-1がいいですね。
コンビニで手に入ります)
でも、その摂り方には、コツがあるんですよ。
それは、レンジでチンすること。
具体的には
まずスポーツドリンクを
レンジでチンして
ホットで飲むのです。
なぜ、ホットにするのでしょう?
体は熱があるというのに。
スポーツドリンクのホットが風邪にいい理由とは
実は熱が出た時は、
《体を温め、体温を上げた方がよい》のです。
前回の記事でも書いたように、体温と免疫力は深い関係があって、体温が1度上昇すると、免疫力は5倍になるほどなのですね。
そのため、同じスポーツドリンクでも温めることで、こんな効果が出るのです。
・体を温める
・栄養の吸収を良くする
・白血球の活性化
でも、あまり熱くする必要はありません。
今津先生によると、温度の目安は38度でした。
寝込んだ時の料理におすすめの食材は?
それは、梅干しトッピングです。
梅干しがインフルエンザにおすすめの理由
梅干しの健康効果といえば、消化促進や殺菌作用、食欲促進が知られていますが、実は最近、すごい効果があることがわかったのです。
それは、エポキシオニレシノールという成分が含まれていること。
エポキシオニレシノール舌を噛みそうな名前ですね。
このに、インフルエンザウイルスの増殖を抑える作用があるのです。
エポキシオニレシノールとは?
エポキシオニレシノールは、ポリフェノールの一種で、強い抗酸化作用があります。
ここで注目なのは、現在確認されているのが梅だけ、ということです。
インフルのウイルスを抑制するメカニズムは、まだ解明中だそうです。
梅干しの健康効果と効果的な食べ方は?
梅干しの健康効果とは
梅干しは”三毒を絶つ”と言われる食べ物です。
三毒とは
・水分の汚れ
・体調不良
・血液の汚れ
梅干しの効果的な食べ方は?
食べる回数でいうと、1日3回以上です。
これはエポキシオニレシノールを有効に活用するためで、
今津先生のおすすめは、《1日5回》とのことでした。
ということは、1日3食のほかに2回、ということですね。
で、ここではさらに、梅干しの効果をさらにアップさせる方法もご紹介しますね。
それは、梅干しを加熱することです。
するとムメノールという、梅ポリフェノールが増加するのです。
ムメフラールには、血流を改善して、動脈硬化や冷え性を予防する働きがあるとされています。
そして取り出した梅干し。
あら?
こげちゃった。
でも、焦げた梅干しには意味がある!
風邪の民間療法で、こんなものがあるんですよ。
・梅干しの黒焼き
風邪をひいたときには梅干しを黒焼きにして、人肌温度の日本酒で突きくずして混ぜて飲む方法です。
(おろしショウガも入れたりします)
お酒で体が温まり、リラックス効果も加わりますね。
ただし未成年の飲酒はNGですので、成人した大人向けの方法ですね。
風邪の治りかけ 食べ物は何がいい?
それは、焼きみかんです。それも温州みかん。
食べるタイミングは朝食ですね。
焼きみかんの栄養 効能は?
ビタミンCやβ-カロテノイドで、普段から風邪予防にいいと言われるミカン。
そのみかんを焼くと、どうなるかというと
・β-クリプトキサンチンが多く摂れる。
なぜかというと、β-クリプトキサンチンは皮に多く含まれますが、脂溶性(油に溶ける性質)のため、焼くとしみ込むからだそうです。
コツは皮ごと、コンロなどの網に乗せて焼くこと。
皮に守られるので、ビタミンCも減りません。
β-クリプトキサンチン とは
天然カロチノイドの一種で、その効用は粘膜の強化や抗酸化作用。
皮膚がん、大腸がんへの抑制効果もあると、動物実験で確認されたそうです。
オレンジの皮やホオズキ、パパイヤ、卵黄などに含まれています。
実は私たちの体内に存在する、6種の重要なカロチノイドの一つでもあるのだとか。
その中でも、特に豊富に含まれているのが、ミカンなのです。
その含有量は、1個あたり1~2㎎。
焼きミカンが朝食におすすめの理由
それは、体温が下がるのは、朝だからです。
その時に温かい焼きミカンで体を温め、β-クリプトキサンチンも補給するのですね。
そうなれば、免疫力もアップして、インフルエンザも風邪も、治りが早くなる、というわけです。
焼きミカン・・・聞いたことはありますが、まだ作ったことも食べたこともありません。
今度、風邪をひいたときには試してみようと思います。
今日のまとめとその他の食べ物飲み物について
今津先生のおっしゃる「風邪インフルエンザを早く治す段階別食事法」、どれもすぐに手に入る食材や、手軽にできる調理法(?)なのは嬉しいですね。
このほかにも、風邪を早く治すには《卵酒》も活用できそうです。
卵には、塩化レゾチームという風邪薬の配合成分があるそうですし。
ただし病気で消化吸収力が弱っているときは、半熟状態がおすすめです。
あと、風邪の予防にはお茶でうがいも、抗菌成分カテキンが含まれているため、よいそうですよ。
さらに、梅の名産地、和歌山県みなべ町の小学校では、梅酢でうがいをしているそうです。
そのためか、その市内ではインフルエンザによる学級閉鎖は出なかったとか。
色々ありますが、この記事をご家族やご自分のために活用してくださいね。
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