アイスにチョコ、ポテチ。無性に食べたいのは栄養不足と病気のサイン【林先生初耳学】
11月20日放映【林先生も驚く初耳学】で、「無性に特定のものが食べたいのは、体の中であることが起こっている」というコーナーがあったので、まとめました。
お腹が空いていないのに、夜中にアイスやチョコ、ポテトチップスなど、特定の食べ物が無性に食べたくなる。
その時、体の中で何が起きているのか、解消するためには昼、どんな食材を摂ればよいのか。
解説してくださったのは、管理栄養士の川端理香さんでした。
これについては以前の記事でもまとめたことがありますが
⇒
なぜ一見関係ない食材が欲しくなるのか、メカニズムまでは不明だったのです。
今回は3ケースですが、その理由がわかりました。
夜、お腹が空いていないのに無性に食べたい理由とは
川端さんの説明では、
・特定の栄養素が不足、病気のサイン
つまり、
特定の栄養素が不足しているために、体が変調を起こす
↓
その変調を解消するため、特定の食材を食べたくなる
というのです。
そんなに重症ではなくても、見逃さずに対処したい症状ですね。
ではアイスクリームにチョコレート、ポテトチップス、それぞれのケースの説明です。
夜中にアイスのような冷たいものは貧血のサイン?
これはどういうことかというと、鉄分不足なです。
ではなぜ、そこでアイスのような冷たいものが欲しくなるのでしょうか?
そのメカニズムは、以下の通りでした。
(カッコ内は私のコメントです)
鉄分が不足すると、血液中の酸素が不足して貧血になる
(これは酸素を運ぶ赤血球に欠かせない素材のひとつが、鉄だからです。)
↓
体は血液の循環を良くするために、体温を上げる
(つまり”のぼせ”ですね)
↓
体を冷やそうと、アイスなどの冷たいものを食べたくなる
ところが、問題はこれからです。
・アイスには鉄分がほとんど含まれていない
↓
食べても鉄分不足が解消されない
余計なカロリー摂取となるだけ
これでは貧血とカロリーオーバーのW攻撃ですね。
で、この欲求をなくすためには、
★昼にあさりやレバーなど、鉄分を多く含む食材を摂る
だそうです。
ただ、なぜそこで素直に氷でなくてアイスクリームなのか、まだ疑問なんですが。
まだジュースならわかりますよ。
昔テレビで見た、子宮筋腫についての番組では、夜中に氷をかじる場合、出血による貧血が起こっている可能性ありとされていました。
今回の番組では、氷をかじるのではインパクトがないと思ったのでしょうか。
たぶんどうせなら甘くて美味しいもの、ということでアイスになるのでしょうか?
氷なら、カロリーオーバーの心配はありませんからね。
でもやっぱり、貧血は治した方がいいです。
チョコが食べたい時は頭痛めまいの可能性
その原因は、マグネシウム不足です。
マグネシウムはストレスを抑える働きがあるため、
不足するとストレスを感じる
↓
ストレスで自律神経が影響を受ける
↓
血流が悪化する
↓
頭痛、めまいの原因に
という流れなんですね。
マグネシウム不足を解消する食材は、次のとおりでした。
★昼に枝豆を食べること
ここで仕組みがだんだんわかってきました。
でもなぜ、その解消法がチョコレートなの?
個人的には、チョコレートにはイライラ解消の多幸感を生み出す成分が含まれているからかな?と思うんですよね。
普段甘いもの好きでない女性でも、生理直前のイライラする時期にチョコレートを食べたくなる、というパターンがあります。
私も経験ありますが、なぜかキャンディなど他の甘いものではなくて、チョコレートなんですよね。
これも本能的な欲求なのでしょうか。
う~ん、体って不思議だわ。
さて最後は
ポテチが無性に食べたい時は、消化不全の可能性
これはカルシウムと塩素不足のサインだとか。
なぜかというと
・カルシウムが不足する
↓
ストレスホルモンのコルチゾールが増える
↓
コルチゾールは脂肪分解の働きがあるため
体は逆に脂肪を貯えようとする
↓
脂っこいものが食べたくなる
という仕組みだそうです。
でも。
脂肪分解してくれるって、有難いじゃないですか。
・・・なんて考えるのは、素人のあさはかな考えなんでしょうね。
体にとっては、必要もないのにエネルギー源を消費されたらたまらないのでしょうから。
また、塩素が不足した場合ですが
塩素は胃酸を作る役割があるため、不足すると消化不全になる可能性がある、とのことでした。
その解消法は、もちろんカルシウムと塩素が豊富な食材を摂ることです。
具体的には、
★昼にチーズ、しらす、桜エビなどを意識して食べる
でした。
他の栄養素が不足した時、食べたくなるものとおすすめの食材リストについては、こちらの記事をご覧くださいね。
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