冷えのぼせ改善の薬膳、たけしの家庭の医学レシピで感じた効果とは?
先月放映の『たけしの家庭の医学』で紹介された、、冷えのぼせ改善の薬膳レシピ、作ってみました。
冷えのぼせとは最近聞いた言葉ですが、上半身が熱くて下半身は冷える、というタイプの冷え性です。
そのチェックリストと改善のためのツボについては、前回の記事でご紹介しましたが、
料理についてはさっそく実施してみたのです。
そこで私が感じた変化や、料理の感想について、まとめますね。
冷えのぼせに改善におすすめの食材とは?
『たけし家庭の医学』で紹介された食材は、3つでした。
漢方の考えから選ばれたその3つとは
・セロリ
・アスパラガス
・シナモン
このうち、シナモンについては、副交感神経の働きを活発にして、血管を広げ、気持ちもリラックスするということは知っていました。
残り2つの食材のうち、特にアスパラガスは初耳で、ちょっとびっくりしました。
でも、アスパラガスには自律神経のバランスを整える働きがあるそうですね。
なので女性の不調のためのサプリメントにも使われていると、後になって知ったのです。
そしてこの時、紹介された料理というのが
《作り置き薬膳》でした。
冷えのぼせ用薬膳メニューのレシピを実践
冷えのぼせよう作り置き薬膳のレシピを考えてくださったのは、薬膳エキスパートの中村きよみさんです。
1度作って3日間、作り置きできるというそのレシピは
(引用)
【セロリと玉ねぎの鶏肉炒めの作り方】<材料>(3日分)
鶏胸肉…150g
アスパラ…1本
パプリカ…1/3個
玉ねぎ…2/3個
セロリ…1/2本
松の実…大2
オリーブ油…大1と1/2
(調味料)
ナンプラー…大2と1/2
オイスターソース…大1と1/2
塩…小2/3
カイエンペッパー…小1/2
(無い場合はコショウでも可)
シナモン…小1/2
コショウ…少々
レモン汁…大1
(引用ここまで、『たけしの家庭の医学』より
おお、これはすごい。
鶏むね肉は、イミダジペプチドという疲労回復効果のある物質が豊富ですし、松の実も漢方では、滋養が高いとされています。
玉ねぎは、グリシンというポリフェノールが注目されていますし、
ナンプラーは東南アジアでは、お醤油のような存在ですよね。
つまり発酵食品で、体を温める食べ物だということです。
最初は、これだけ材料をそろえるなんて、ちょっと大げさかと思ったのですが、やっぱり意味があったようです。
でも、
なんですが
・・・実はこの日は
・パプリカの代わりに、カラーピーマン
・レモン汁の代わりに、ポッカレモンのミニサイズ
を使うという、ちょっとフェイクがかかっています。
パプリカも、特に赤はビタミンcが豊富なことはわかっているんですどね。
でも1個辺りの値段なら、カラーピーマン3個が買えるし。
他のメインの食材は、ちゃんとそろえたので、まあいいんじゃない?
と、一人で勝手に思いながらの準備でした。
冷えのぼせ薬膳の作り方は、番組サイトでは
・まずセロリを下茹でして、5㎝に切っておく
アスパラや玉ねぎは、1㎝の大きさに切っておく
から説明されています。
次に、鶏肉から始まり、玉ねぎや他の材料を炒めていくのですね。
実は最初、鶏ひき肉の調達が遅れてしまい(なぜかスーパーになかった)1回目は野菜だけで作りました。
鶏肉を買ってきて炒めてから、調理済みの他の材料とミックスするという、イレギュラーな形になったのです。
で、1回目に作りながら思ったこと。
セロリを茹でている間に、調味料を作っておいたのですが
こんなにシナモンを使ったのは、初めてです。
いつもは紅茶やコーヒーに、せいぜい2振りくらいしか入れないのに。
それでも今回、初めて買ってきたナンプラーの臭みが、大量のシナモンでほとんど消えたのにはびっくりです。
さすが、薬膳アドバイザーのレシピ。
というか、私は香辛料が苦手なので、エスニック料理も全く詳しくないのですが、もしやこれって定番の組み合わせなのでしょうか。
そうだとしたら、これは東南アジアの知恵なんだな~、などと考えながら、材料を炒めながら、調味料を入れます。
この時、キッチンにはシナモンの甘い匂いに、オイスターソースとナンプラーのフレーバーが混じって、今まで経験したことのない、エスニックな香りに包まれることに。
出来上がったセロリと鶏肉の炒めものは、こんな感じに。
ご飯にかけて食べると、けっこう美味しい。
ナンプラーやオイスターソースの癖を、シナモンが上手にカバーしてくれています。
鶏肉の自然な甘みが、うまくミックスしていますし。
あとで正規の作り方より、私にとってはいい具合になりました。
冷えのぼせ改善メニューで私が感じた効果
この薬膳メニュー、『たけしの家庭の医学』では、即効性はないと説明されていました。
冷えのぼせ改善には、1ヶ月くらい続けてほしい、とのことだったんですね。
でも、私が最初に食べた時は、食後すぐに、全身がぽかぽかと温かくなってきました。
特に、冷え切っていた足の土踏まずに、大きく脈打っているような感覚があります。
そして額からは、汗がにじむほど。
そりゃあ、今まで火を使って調理していたのだから、暑くなっても当然って思うかもしれません。
でも、翌日冷めた状態でご飯に乗せて食べた時も、やっぱりぽかぽかしたんですよ。
さすがに1回目ほどではありませんでしたが。
なのでやっぱり、1回でも体を温める効果はあるのではないかと思っています。
でも確かに、冷えのぼせの体質改善のためには、1ヶ月は続けることが必要なのでしょうね。
という訳で、心配していたシナモンの摂り過ぎによるダメージもなく、2回作って計6回、食べていました。
ただ、私にとって、さすがにこれだけ大量のシナモンを連続で摂るのは、ちょっときつかったかもしれません。
と言うのは、朝起きた時に、ノドから口の中がヒリヒリとして、唇も少し腫れ気味に感じてきたからです。
もしかしたら、これはシナモンのせいではなくて、ナンプラーに入っていた香辛料のせいかもしれません。
そんな訳で、今ではセロリやアスパラをメニューに取り入れて、シナモンは牛乳や甘酒、コーヒーなどの飲み物に入れて摂っています。
他の方法と合わせて色々やったせいか、今ではすっかり冷えから解放されて、サンダルで電車に乗っても大丈夫になりました。
体力もずいぶん回復したようです。
それにしても、アスパラガスとセロリ、ここ数年はまともに摂っていなかったこと、改めて気づきました。
最近はすっかり和食メニューになっていたせいもあるでしょう。
でも、もしかしたら最近の不調は、セロリやアスパラを摂っていなかったこととも関係があるかもしれません。
いちばんの原因は、運動不足と冷房なのに薄着、と言われそうですが。
おわりに
冷えのぼせ改善の薬膳メニュー、確かに効果を感じました。
で、
その他にも、女性の冷えや頻尿を改善する夏野菜には、
・かぼちゃ
があるんですね。
今日放映の『その原因Xにあり』では、かぼちゃを皮や種ごと調理するレシピが紹介されていました。
今は私の冷え性も収まっていますが、カボチャの丸ごとレシピについても、そのうち作ってみたいと思っています。
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