プレ更年期はなぜ起こる?自律神経と女性ホルモンの深い関係
前回の記事で触れた、30代後半から40代女性に出てきたという、プレ更年期。
これ、怖いですね。
まだ自分は閉経なんてしていない、と思っても、もしかしたら、すでに女性ホルモンのバランスが崩れているかもしれません。
自分の女性ホルモンのバランスをチェックするには、どうしたらよいでしょうか。
そのチェックポイントをあげますね。
ご自分のチェックポイントとしては
・お肌のくすみや乾燥
・目や口の渇き
・目まいや立ちくらみ
これらの症状があるかどうか。
もし心あたりがあれば、女性ホルモンが、年齢以上に減少しているかもしれないのですね。
でも、ちょっと待って。
上にあげた症状、実は自律神経失調症と同じなんです。
というか、女性ホルモンのバランスが崩れると、自律神経のバランスも、崩れてしまうんです。
逆も同じで、自律神経のバランスが崩れてしまうと、女性ホルモンのバランスも、崩れてしまう。
二つは、切っても切れない関係なんです。
なぜかというと、脳の指令を出す場所が近いからなんだとか。
女性ホルモンを分泌するのは卵巣ですが、”分泌するように”と、指令を出すのは、脳の視床下部という場所なのですね。
その視床下部で、隣にあるのが、自律神経の働きを仕切っている部位なのだそうです。
ですから、どちらかの働きが混乱すると、もう一つの働きも、正常ではなくなってしまうのですね。
自律神経は、心拍数や発汗、体温調節など、意識的にはできない体の働きをコントロールしています。
更年期障害で、くらくらしたり、汗が出たりするのは、この自律神経が乱れているからだそうですよ。
その詳しいメカニズムを聞いたときは、目からウロコでした。
つまり、卵巣が老化すると、視床下部から”ホルモンを出して”と要請しても、十分な量のホルモンを分泌できなくなります。
すると、視床下部は”指令を出しているのに、出ていない!”と、混乱してしまうのだとか。
その混乱が、隣の自律神経まで及んでしまうのですね。
う~ん、深い。
それなら視床下部さんが、年齢に応じて指令を加減できればいいのに。
…なんて思っても仕方がないのでしょうけれど。
その自律神経失調症が、30代の女性たちに増えているというのですね。
ですから、シミといっても、更年期くらいの女性にできる肝斑(かんぱん)などは、化粧品では解決できないそうです。
仮に美白に成したとしても、また同じ場所にできてしまう。
これでは、根本的な解決にはなりません。
何とかして、女性ホルモンのバランスを保つ、つまり、エストロゲンを保つ方法を知りたくなってきます。
これ、プレ更年期の話を聞くと、30代や40代女性のためにも必要ですよね。
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