夏の冷えや疲れに効果的な入浴法は半身浴?全身浴?
夏の夜に快眠するための2つの記事に加え、今回はさらに、冷えや疲れを取るための入浴法についてです。(肌ケアについても、触れていますよ)
毎日、汗でぐっしょりする夏。
暑さで体力を消耗するだけでなく、
エアコンで、知らず知らず体も冷えています。
そのためには、どんな入浴法が効果的なのでしょうか。
「バスクリンお風呂博士」こと睡眠改善インストラクター、石川泰弘さんによると、」それはやはり、
●シャワーより湯船につかること
だそうですよ。
しかも、
●半身浴より全身浴がベターだとか。
これは、半身浴ではお湯の量が少ないため、水圧と浮力の効果が出ない、とのことです。
水圧による効果とは、多量の水から受ける圧力で、全身が圧迫されたことによる、心拍数の変化です。
これにより、血液の巡りが良くなるのですね。
むくみなどにいいそうですよ。
浮力の効果とは、重力から解放されることで、心身にもたらされるリラックス効果です。
半身浴を長時間すると、汗は出ます。
でも、血行に良い影響を与えたり、深くリラックス効果は期待できない、とのことです。
●疲れて帰った日も、お風呂で温まる
湯船で温まるだけでもいい、というか、むしろ就寝が遅くなっても、お風呂がおすすめだそうです。
なぜなら、忙しくて疲労した状態では、交感神経が優位になっているからです。
そのまま寝ようとしても、なかなか寝付けないのが実情ですよね。
そのような時は、就寝が30分遅くなっても、湯船で体を温めるだけで、心身がリラックスして、深い眠りが得られるとか。
体の汚れは、翌朝のシャワーで落とせばいいそうですよ。
●朝入浴なら、やや熱めのお湯で短時間
寝ている間にかいた汗を落とすのも、気持ちいいですね。
また、朝に熱めのお湯で入浴は、日中の活動に備えて、交感神経を活発にするのに効果的です。
このときの注意は、冷たいシャワーや水を浴びないこと。
入浴後に、また汗をかいてしまうからです。
●入浴前後の水分補給
これは、入浴による脱水を予防するのに、効果的です。
熱めのお湯で15分間の入浴では、500mlの汗が出るのだとか。
これ、結構な量ですよね。
そこでおすすめなのが、入浴前と後、それぞれコップ1杯の水を飲むことだそうです。
●入浴後のボディーケアは10分以内に
熱いお風呂による肌の乾燥が気になる方は、早めに保湿しましょう。
皮脂が取れるのは、確かなので。
ボディーケアの方法は、お風呂上がり10分以内に、ボディークリームやボディーローションを塗ることです。
べた付きがいやな方は、セラミドや米ぬか油を配合した入浴剤もいいですね。
入浴剤は、血行促進だけでなく、疲労回復やリラックス効果も高めます。
ただし、家族が入浴剤嫌い、という場合もありますが。
最後にちょっと、番外編。
●職場の冷房がきつい方には、”手浴”がおすすめ
手浴とは、桶にお湯をためて、手首まで付ける方法です。
これをすると、手のひらから手全体がぽかぽかして、血流が良くなるのですね。
これなら、職場の給湯室でもできそうです。
と言うか、昔の私は、これを知っていたかった…。
次回は、お風呂上がりに飲むと良い、手作りドリンクについて書きますね。
★気になる方はこちらもどうぞ★
http://kireinahadahe.com/archives/5233
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