寝つきが悪い、熟睡できない方用のサプリメントに使われるハーブや成分、何がある?
今回は、安眠のためのハーブや成分、特に休息サプリに使われるものについてです。
肌の調子をキープするためには、良質の睡眠は欠かせません。
前回までの記事では、寝苦しい夜でも良質の睡眠を取る方法についてでした。
でも、現代生活では、夏でなくても、不眠に悩む方が増えているそうです。
例えば夜、なかなか寝付けないとか、夜中に何度も目覚めてしまう、昼ぼーっとして、仕事でミスを連発…などなど。
そうなったら、肌の調子を心配するどころではありませんよね。
これらの症状は、セロトニン不足が原因だと言われています。
そしてそれは、ストレスが原因なのだとか。
セロトニンは、ストレスを感じると減少してしまうそうなのです。
しかも、男性より女性の方が、4倍もセロトニン不足に陥りやすいとか。
私も数年前、あるストレスのせいで、熟睡できずに、昼間ぼーっとなっていた時期がありました。
当時は車の運転も、心配だったものです。
(今から考えると、更年期鬱もあったかもしれません)
でも、現代生活からは、すべてのストレスをなくすのは、不可能ですよね。
そこで、病院で睡眠薬をもらうほどでなくても、不眠のためのサプリメントを探す方も増えているんです。
なぜなら、薬では、習慣性や副作用が心配ですものね。
そんな方のために、化学成分ではなく、植物由来の天然成分を使ったサプリメントも出ていますよ。
いわゆる《休息サプリメント》ですね。
私もこれまで、いくつかのサプリを試してみました。
それらの原料、というか成分に使われていたのは、次のようなハーブです。
●ノニ(モリンダ・シトロフォリア)
南ポリネシア原産のハーブです。
ハワイ産のノニジュースなど、ノニの名前で知られていますね。
実はハーブの女王とも言われ、必須アミノ酸はじめ、全部で153種類の栄養素を含み、その数はローヤルゼリーの3.5倍だとか。
最近はストレスに負けないための食材としても、注目されているとか。
●クワンソウ
一見スカシユリに似た、明るいオレンジの花を咲かせるハーブです。
沖縄では『眠り草』と呼ばれ、古くから利用されてきた休息ハーブです。
その力は、グリシンの約100倍と言われ、ストレス性の不眠に対して、注目されています。
●レスベラトロール
ハーブ自体ではありませんが、赤ワインから抽出されるポリフェノールの一種です。
ポリフェノールは、抗酸化成分として知られていますが、その中でもレスベラトロールは、とても貴重な成分だとか。
不眠のためでなく、お肌のアンチエイジングとして、プラセンタと一緒に配合されたサプリメントもありました。
●GABA(ギャバ)
γ-アミノ酪酸の略語で、天然アミノ酸の一種です。
私たちの体内にもありますが、体を構成するというより、脳や脊髄内で伝達物質として働きます。
気持ちを落ち着かせ、ストレスを軽減させる働きがあるとされ、現代人には不足がちと言われています。
そのため、GABA入りのチョコレートやコーヒー、醤油などもありますね。
食べ物では、発芽玄米はじめ、トマトや茄子、アスパラガス、キュウリ、カボチャ、メロンなどに多く含まれています。
その他、不眠のために使われるハーブとしては
●セントジョーンズワート
西洋では、古くから使われています。
ただ、心臓病の方には動悸が髙くなってしまうので、好ましくないそうですよ。
また、サプリメントではありませんが、気持ちをリラックスさせるハーブでは
●ラベンダー
●カモミール
などもありますね。
特にラベンダーの香りは、日本人に対してはリラックスを通り越して、眠気を催させてしまうとか。
そのため、アロマやハーブティーとして使うのも、日中や車の運転時には避けた方が良いですね。
蛇足ですが、日本人のリラックスにちょうど良いのは、オレンジの香りだと聞いたことがあります。
同じ香りでも、日本人や欧米人によって作用の程度が違うこともあるのですね。
休息サプリメントに使われるハーブや成分は、この他にもあります。
それらについては、次の記事で
→バコナイズにゼンブリン、休息サプリに使われる植物由来の安眠成分について~その2~
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