乳酸菌の食べ物はヨーグルト以外では何がある?植物性発酵食品でもありますか
今回は、植物のもつ乳酸菌と、その働きについてです。
腸内環境を整える乳酸菌といえば、ヨーグルトのイメージが強いですね。
でも、植物もまた、乳酸菌を持つそうですよ。
それは一体、どんなものなのでしょうか。
乳酸菌を含む食べ物はヨーグルト以外でもありますか?
あります。
それは、植物性乳酸菌。
乳酸菌には動物性だけでなく、植物性もあるんですよ。
植物性乳酸菌を含む食べ物とは?
キムチも乳酸菌で発酵させるのは有名ですが、日本食にもちゃんとありますよ。
それは、味噌やぬか漬けなどです。
チーズやヨーグルトなど、動物性乳酸菌に対して、みそやヌカ漬けなどは、植物性乳酸菌によって発酵した食品なのです。
植物性乳酸菌の特徴は、厳しい環境の中で生き抜くことだとか。
最近では、カゴメがその一つ、ラブレ菌に注目して、ドリンクを作っています。
植物性乳酸菌ラブレとは?
実はラブレ菌というのは、京漬物の「すぐき」から発見された菌なのだそうです。
その発見は1993年といいますから、比較的最近ですね。
ラブレ菌は、漬物の塩分や酸味の強い環境の中でも生きているのです。
体内に入ってからも、胃や腸の消化液にも負けず、生きて腸まで届くという、たくましさを持っているのです。
もちろん、腸内環境では、善玉菌として働いてくれるんですね。
そんな強いラブレ菌ですが、加工の際にはとても繊細。
カゴメによって、生きたまま粉末化に成功するまでは、約2年かかったとか。
そうしてできた『植物性乳酸菌 ラブレ』には、1粒あたり約100億個以上のラブレ菌が配合されているそうです。
これまでの記事で触れてきた、ヨーグルトの持つ乳酸菌ならではの働きとは、ちょっと違うかもしれません。
でも、乳製品が体に合わない方、かといって和食もちょっと…という方のためには、嬉しいですね。
実は、腸内の善玉菌は、年齢とともに減少していくのです。
なのでこんな形で補うのも、いいかもしれませんね。
本当は、日常の食事で取るのが、一番自然で良いのでしょう。
朝食で、ご飯に味噌汁、漬物、納豆、焼き魚を食べれば、十分な量の植物性乳酸菌が取れるのだそうです。
ただ最近は、食事のスタイルも欧米化していますからね。
朝食にこれだけの内容、というのはなかなか難しいかもしれません。
かたや、日本食が健康に良いということは、世界的に認められているので、ちょっと、残念な気もします。
まとめ
乳酸菌にはヨーグルト以外でも、植物からも摂れることがわかりました。
なかでも和食には、味噌やぬか漬けなどの身近な食べ物から、植物性乳酸菌を含んでいます。
朝食で十分な量の植物性乳酸菌を摂るのが難しい方には、ラブレ菌の乳酸菌飲料が出ていますので、手軽に摂れますね。
乳製品のアレルギーがある方も、植物性乳酸菌の存在を知ったら助かるのではないでしょうか。
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